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旧 同志看護婦家政婦紹介所
所在地:文京区 本郷2-24-11
構造・階数:木・2(屋根裏3)
建設年:震災後〜昭和初期
解体年:2010〜13(平成22〜25)
Photo 2006.10.22
大横丁通りから南に入ったところにあった銅板張り看板建築。一部にはギャンブレル屋根が載っていて屋根裏3階建てになっていた。側面や屋根はトタン張りだったが、ファサードは全て銅板張りで、やや狭い小路に面して案外迫力のあるものになっていた。
関東大震災後に震災復興区画整理が行われた場所なので、昭和初期に建てられたものと思われるが、当初の用途等は不明。
戦後、1951年の火保図では「同志会看護婦」、その後は90年代まで「同志看護婦・家政婦紹介所」などとして住宅地図に記載されている。「同志」がなんらかの組織を表すものなのか、単なる意味での「同志」なのかは知らず。「同志会」というキリスト教系の財団が経営する学生寮が西片にあるそうなのだが、これと関係があったのかどうかも不明。
下記「ぼくの近代建築コレクション」内の1988年の写真には看護婦・家政婦紹介所の縦書き看板が設置されていることが判るが、1990年代後半にその活動は終了したようで、この頃以降は住宅地図でも個人宅として記載されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/02/f1ea3b420ba62b0f47951d50bc3a604b.jpg)
窓や引き戸はアルミサッシに替えられていたが、欄間状の部分には木製枠の小窓が一部残っていた。また、出窓部分の窓台まわりや窓上の庇も丁寧に銅板で覆われていた。
同志職業紹介所、伊東米店/本郷2丁目 - ぼくの近代建築コレクション
Tokyo Lost Architecture
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