丸の内1丁目・丸の内仲通り
所在地:千代田区丸の内1-4 Google Map
Photo 2012.12.8 16:25
冬至が近かったせいもあって薄暗くなるのが早いのは分かるが、この谷底感の暗さはまた別物。丸の内マンハッタン計画が完成に近づくにつれ、丸の内の街並みは日本離れしたものになってきている。
大手町ビルヂング 階段室見上げ
所在地:千代田区大手町1-6 Google Map
建設年:1958年
階数 :地上9階・地下3階・塔屋3階
Photo 2012.12.8
いいかんじ。
築50年以上ではあるが、まだまだ現役の東西に200mもある巨大ビル。ただ大手町の変貌を見ていると、これもあと10年ぐらいの内に建て替えられるのかもしれないと思ってしまう。
#古い建物 千代田区 #新しい建物 千代田区 #街並み 千代田区
#高層ビル #屋内階段 #オフィス
東京新旧写真比較(1992/2012) No.047 皇居東御苑白鳥濠展望台から
皇居東御苑白鳥濠展望台から大手町・丸の内
所在地:千代田区千代田1-3
Photo 1992.3.8(上)、Photo 2012.12.8(下)
皇居東御苑、本丸跡・白鳥濠西側の展望台から大手町・丸の内方面。
20年前の写真と見比べてみたら、超高層ビルが倍増していて驚いた。昔の丸の内ではまだ東京海上が一番高く目立っているが、現在は全然目立たなくなっている。
中央やや左の、りそなマルハビルと三菱東京UFJ銀行大手町ビルは解体が始まっている。りそなマルハビルってこんなに低かったっけ?と思って、昔の写真と見比べてみたら、高さが低くなっている!ことが判明。ダルマ落とし式に下から解体が行われているのだそうだ。もう半年もすれば、二の丸の木々に隠れて見えなくなってしまうだろう。
#東京新旧写真比較 千代田区 #失われた建物 千代田区
#新しい建物 千代田区 #街並み 千代田区 #パノラマ
#眺望 #高層ビル #オフィス
靖国神社参道
所在地:千代田区九段北2-1 Google Map
Photo 2012.12.8
今年は紅葉が美しかった。靖国神社参道は、桜吹雪ならぬ、銀杏吹雪。
皇居東御苑二の丸庭園
所在地:千代田区千代田1-3 Google Map
Photo 2012.12.8
風もなく鏡のような水面に紅葉が映る。
#神社 #花・紅葉 #公園
第一東亜会館・トーアファースト
所在地:新宿区歌舞伎町1-20 Google Map
建設年:1955年12月竣工
Photo 2012.12.6
歌舞伎町シネシティ広場に面した第一東亜会館ビルの解体が始まっていた。
Wikipediaによると、第一東亜会館ビルは「1955年12月竣工。1975年12月、新装開場。建物の老朽化や、歌舞伎町一帯の再開発により、2009年11月30日をもって全館閉館。」ということで、新宿アカデミー劇場(420席)、新宿グランドオデヲン座(406席)、新宿オデヲン座(350席)、新宿オスカー劇場(272席)、そして東亜興業の本社があった建物だという。
Wikipedia > 東亜興行
コマ劇場は既に解体され新しいビルが新築中だが、周辺ではいくつかのビルの建て替えが噂されている。
#失われた建物 新宿区 #夕景・夜景 #商業系
新丸ビル7階のテラスから東京駅全景
所在地:千代田区丸の内1-9 Google Map
Photo 2012.12.4
景色は良いんだがやはり外は寒い。
街路、建物共に、イルミネーション照明に青系のLEDなどはほとんど使われておらず、どちらかというとオーソドックスでクラシックな感じ。丸の内界隈はライトアップに関してもエリア全体でコントロールされているのだろうか。それとも暗黙のルールみたいなものがあるのだろうか。
東京駅丸の内北口
Photo 2012.12.4
ドーム下の空間を3枚の写真に撮って強引にパノラマ合成してみた。
神殿とか大聖堂のようにも見える。すごいとは思うのだが、この金属を被せた柱は仰々しくてちょっと好きではないな。昔の大理石張りの方が素っ気なくて好みだ。
丸の内北口ドーム部分
Photo 2012.12.4
気合いが入ってる。でももう少し時間が経って古びてからの方が味わいが出そうだ。なんだかきれい過ぎて華やかすぎてちょっと疲れる。天の邪鬼なので、昔のぼろいドーム天井が懐かしく思えてきたりしてしまう。
この時は平日の夜だったのでさほど人が多くなかったが、後日、土曜日の夕方に通りかかったら、みんな真ん中で上を見上げていた。
皇室専用貴賓出入口
Photo 2012.12.4
皇室専用貴賓出入口は立入が制限されているのでひっそりとしていた。こういう方がホッとするであるな。
#夕景・夜景 #古い建物 千代田区 #新しい建物 千代田区
#近代建築 #街並み 千代田区 #吹き抜け・アトリウム
#高層ビル #鉄道 #オフィス
新丸ビル玄関内の装飾アーチ
所在地:千代田区丸の内1-5 Google Map
Photo 2012.12.4
間接照明が多用されているのと、柱や壁が黒色系なので反射が少なく、全体的にやや暗めで、シックで高級なイメージを創っている。最近はこういう感じがどうもかなり増えてきている気がする。悪いわけじゃないんだけど・・・。
#新しい建物 千代田区 #商業系
国際ビルヂング
所在地:千代田区丸の内3-1 Google Map
建設年:1966年完成
Photo 2012.12.4
モダーンな玄関ホール。キライじゃないね。
エレベーターホールのモザイクタイル壁
Photo 2012.12.4
古い感じには見えるけれど、逆にちょっと個性的なのではないかしら。
#古い建物 千代田区 #オフィス
2012年冬の街。
丸の内仲通り・新有楽町ビルヂング前
所在地:千代田区有楽町1丁目 Google Map
Photo 2012.12.4
高輪まちあるきの後、久々に丸の内へ。年末になるとなんとなく夜景を撮りに行ってしまう。でもやはり夜になると風が冷たい・・・。
丸の内のイルミネーションは、下手にいろんな色を使うより上品な感じで好感が持てる。
行幸通りの銀杏並木
所在地:千代田区丸の内2-4 Google Map
Photo 2012.12.4
街灯と周辺の明かりに照らされて夜空に映える。
#夕景・夜景 #花・紅葉 #街並み 千代田区
デジタルネイティブという言葉はよく使われる。生まれながらにしてデジタル製品があり、デジタルコミュニケーションに慣れた人たちのことという。
今回、自分の街に必要なものを考えるレポートを課したら、それとは別のネイティブともいうべきものが明確に存在していることに改めて気付かされた。
コンビニ、ファストフード、ショッピングモール・ショッピングセンター、ファミレス・・・。
デジタル系より古くからあるものだが、デジタルのように急速に浸透したわけではないので、あまり気が付いていなかった。私の世代などは、そういう場所に子供を連れて行くのを親がややためらう時代だった。だから私が少年の頃から、それらはあったが、本格的に接したのはどちらかというと大人になってから。
でも平成生まれの学生は、完全にこれらが生まれながらにして身の回りにある世代で、親も彼らが小さい頃からこれらを利用させている。高度にマニュアル化され、完全にお客様が王様の場所。現代の若者はこれがない生活は耐えられないらしい。レポートで、必要なものとしてこれらが数多く挙げられることになり、驚き、かつ落胆。それさえあれば、みたいな書き方をされると正直言ってかなり萎える。ああ、おじさん化しちゃったんだなぁと思う。私はそこまで強く欲したりしてないもん。
確かに便利だ。私も毎日のようにコンビニは使ってる。でも実家に帰ると、それが無くても禁断症状!なんて出ない。バス停のそばに雑貨屋さんがあればまあいいか、夕方までしか開いてないけど・・・という感じ。必要なら明日買えば良いし、ちょっとぐらい我慢すれば良いんじゃないの?。
ただ、別の見方をすると、私は東京23区内に住んでいるので、それらがない不便な生活をしばらくしていない。だから、そっち方面の欲があまりないのかもしれない。今回レポートさせた学生が住んでいるのは北関東地域が多いが、その中でも都市部ではなく農村部に住む者が意外に多い。自宅の周辺の状況をレポートさせると「何もありません」と何人もが答える。探したり考えるのが面倒だから、そう言っている面もあるので「何かはあるでしょ~」と諭してみるが、結局「いや、やっぱり何もありません。」「そんなことはないはず」の応酬になったりする。
しかし、いわゆる大都市部のような華やかなものはありませんぜよ、という意味では的を射ているのかもしれない。だとすると、せめてコンビニがあればとか、スタバ欲しい、変な牛丼屋とかじゃなくてやっぱり吉牛があればいいな・・・とかは、ちょっと分からなくもない。華やかなるものへの根強い憧れである。そこにはもう他の種類のお店は想像の範囲にない。普通の喫茶店とか、雑貨屋さんとかはどうでもよくて、とにかくテレビでも出てくるチェーン店がいい。そして大きなショッピングモールがあれば、たぶんそれが全部入ってるから、それでいいということ。
数年前に工場萌えでも知られる大山顕氏とお話をしていて、最近の中高生の原風景はショッピングセンターなんですよと指摘された。23区内に住んでいるとあまり気が付かないのだが、郊外生活者の購買行動の中心は、好むと好まざるに関わらず、ロードサイドショップ及びショッピングセンターに完全に移行している。子供の頃からそこに通い続ける現代の郊外居住中高生にとって、ショッピングセンター・ショッピングモールは原風景化してしまっているのだ。中心部の寂れた商店街はほとんど体験がないから、その昔の様子なんてのには当然関心がない。ショッピングセンターに昔あったアイスクリーム屋さんのこととか、後からそこにシネコンが増築されたこと、学校帰りにフードコートで同級生と長居したことが思い出。ショッピングセンターやショッピングモールは一つの街だという言い方があるが、心理的にも体験的にもそのままそうなっているということ。大きな民間事業者が、その周辺の自治体に住む人々にとっての繁華街を一手に引き受けている状態。すごいことなんだけど、なんだかおじさん的には手放しで喜べない感じ。
自分の街に必要なもの、実はレポートの本当のねらいは、公共的な空間、ないしは共有空間の必要性や重要性、そしてデザインの重要性に気付いて欲しかったというところにある。しかしそんなものよりもまず、チェーン店だ!、という反応には参った。授業でもいろいろ話していたのだが、その結果、そんなもの最初っから関心が無く、眼中に無い学生が半数以上いた。これからを担うかもしれない若い学生にとって、都市ってその程度の期待しか持たれてないということに最近しばしば落胆している。
100人以上の大教室で、全然言葉が言葉として意味を持って伝わっていないということにもがっかりする。言葉が空中を直線的に突き進んで、ただ壁にぶつかって減衰してるだけ。これは人数の問題でもあって、もっとゼミみたいな少人数でじっくり御説明したいなと思うことしばしば。
あと一つ、ではどうしてそれらのお店がそこには無いのか?、ということが根本的に分かってない、もしくは分かろうとしていないのに参る。これなんか言わずもがなかと思っていたのだが、そうでもないらしい。
スタバができれば賑わうと思うから、スタバ出店して欲しい。田んぼしかなくて夜になると人通りが少なくてさびしい。夜道は危険だからコンビニに出店して欲しい。気持ちは分かるが、そうじゃない。それは単なる無い物ねだりだ。コンビニでもスタバでも、事前にリサーチして見込みがないから出店しないのだ。たとえ出店しても上手く行かなかったから撤退したのだ。それなのに、お店が来れば賑やかになるというのは幻想。そんなことなら過疎地問題なんて今頃解消してる。
こう書くと田舎に冷たいと思うかもしれないが、私も中途半端な田舎出身。なんとかなって欲しいとは思う。だからこそ、その考え方ではない考え方をしないとまずいよ、と言っているのだ。
利便性が上がればたしかにそこに暮らす人は増える。だが、最初にやるべきなのはコンビニとかの誘致ではないだろう。民間事業者は需要があるところ、条件が整っているところに後から入っていく。民間事業者に需要をゼロから生みだすことを強制するのにはやや無理がある。また、コンビニとかショッピングモールの存在だけで住民が増えるわけではない。職場、交通、医療、教育、諸々の都市インフラが安定的に充実していることが住民を惹き付ける。そのへんは子供だから実感がないのかもしれない。
最近、幼稚、幼児性という言葉が引っ掛かっている。今後、それらが無視できない状況になっていくのではないかと危惧している。快、不快だけで反応せず、ちゃんと考えられる学生になろうね。
#商業系