都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

2010年9月 記事一覧

2010-09-30 | 記事一覧 
09/12 東京スカイツリー(文京区役所からの遠望)
09/15 三井住友海上火災 駿河台別館(解体された現代賃築)
09/18 らんぶる(廃墟状態の喫茶店)
09/27 成増界隈の階段1(小さな谷地の雁行階段)
09/29 成増界隈の階段2(小さな谷地のS字階段)
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成増界隈の階段2

2010-09-29 | 板橋区  
赤塚5丁目のS字階段
所在地:板橋区赤塚5-10と11の間  Google Map
段数 :22段
Photo 2010.9.25

 写真の階段も、前の階段同様、谷を横切る道から谷底の住宅地へと下りるもの。この小さな谷にはダムのように谷を横切る道が複数造られている。

 前の階段とは異なり、長さを確保して緩やかに谷底へ下りていく。全体はS字型にカーブを描いている。両側にスロープがあるので自転車ぐらいなら通行も可能。そのかわり中央のステップ部分の幅は狭く、一人分しかない。擁壁側には植栽。谷地側には転落防止のフェンスが設置されている。そのフェンスとは別に、上から下まで鉄製手摺も設置されている。

 住宅街の中であまり目立たないが、なかなか魅力的な形をしており、地形との関係や成立の経緯なども含め、興味深い階段。

スリバチブログ

当日ご一緒した暗渠ファンの方のブログ

東京Peeling!(lotus62さん)
暗渠さんぽ(namaさん)
#階段・坂 板橋区
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成増界隈の階段1

2010-09-27 | 板橋区  

 スリバチ学会フィールドワークに約半年ぶりに参加。実は、板橋区の階段はまだ大半が未踏破。今回は成増周辺のスリバチを巡ると聞き、事前の地図調査もあまりせず、とりあえずついて行くことに。

 板橋区北部は武蔵野台地の北端部で、荒川沿岸の高島平方面へ向かう斜面が東西に続いている。従って概ね北方向にいくつかの小河川が流れており、更にそれら小河川へと流れ込む、場合によっては名もない小川がいくつもある。ほとんどの川は既に暗渠になってしまっていて、その暗渠のすぐそばまで住宅が建ち並んでいる。支流の小川はかなり小さな谷で、その幅が100m以下のものもある。

赤塚5丁目の雁行階段
所在地:板橋区赤塚5-7-9  Google Map
段数 :15段(下3段・上12段)
Photo 2010.9.25

 写真の階段は、谷を横切る道から谷底の住宅地へと下りるもの。幅が狭いわりに急激に落ち込む谷だからか、車両交通の利便性を考えて道路部分は盛り土がされ、まるでダムのように谷を横切る道が造られている。

 道路に斜めに取り付く形で二つの階段が雁行しているのが面白い。写真左側の住宅の玄関が、いわゆる堤防部分に近いためかもしれないが、詳細な理由は不明。この道が公道かどうかも未調査のため不明。地下に下水道が通っているようなので、下水道局管理の暗渠上道路かもしれない。その地下水路の関係で屈折型になっている可能性も考えられる。

 下方の平場の長さを確保しようとして、階段を二つに分けたようだ。進行方向と段々の向きが異なる「シフトタイプ」の階段にされていないので、歩きやすい。

 手摺がないのも特徴。最近はユニバーサルデザインとか安全の観点から、私道の場合でも自治体が補助を出したりして手摺が付けられる。都心の階段の8割以上には何らかの形で手摺が付けられているだけに、出っ張り型の階段において全く手摺がないのは珍しいとさえ言える。

#階段・坂 板橋区
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らんぶる

2010-09-18 | 新宿区  
らんぶる
所在地:新宿区高田馬場1-5
建設年:1945(昭和20)?
構造・階数:木・2F
Photo 1994.7.27

 早稲田通り沿いの名曲喫茶。写真の1994年時点ではまだ営業していたらしい。私自身はこの怪しい外観に気圧されて結局入ることがなかった。ただ先輩は入ったことがあると言っていた。なぜかは知らないが、マスターとロシア話で盛り上がったという。かなり前(2000年頃)から休業状態だが、建物はまだ存続している。

Photo 2006.7.29

 数年前の写真と比較してみると、東側の壁がトタン張りになり、東側の窓は塞がれてしまっている。また、2階東北角にバルコニーがあるが、そこに庇状に張り出した看板部分を支えていた2本の腕木の内の片方が腐って折れてしまっている。

Photo 2006.7.29

 「らんぶる」の文字は、94年時点で既に「る」が傾いていたが、「らんぶ」はついていた。ただ点灯していたかどうかは知らない。2006年時点では「ん」と「る」が落ちて、「ら ぶ 」になっている。最近では「ぶ」の点も落ちて、ちゃんと読めるのは「名曲」と「ら」だけに。

 また、営業していた頃には玄関先に置き看板があったが、これも現在はない。店内にしまわれているのかもしれない。

 高田馬場駅からも近く、早稲田通りに面しているので、知っている人は多い。だから、検索してみたらたくさん関連記事が出てきた。「とくとみぶろぐ」の記事には、電気メーターに昭和20年と書かれているとあった。だとすると戦後すぐの1945年に建てられたのだろうか。

 廃屋状態になって久しく、いつ取り壊しになってもおかしくない。らんぶるのわきの袋小路状の路地奥の家屋も取り壊されたりしているので、そろそろ解体なのかなぁといつも思うのだが、なぜか10年近くそのままになっている。この状態はもうしばらく続くのだろうか。

とくとみぶろぐ - 名曲喫茶らんぶる
東京街歩き - 「名曲喫茶らんぶる」の廃墟(1)~高田馬場
散歩絵 - 高田の馬場回想
イエロー・ドロップスのむふふな独り言 - 高田馬場 廃墟らんぶる

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 新宿区  #看板建築 

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三井住友海上火災 駿河台別館

2010-09-15 | 千代田区 
三井住友海上火災 駿河台別館
所在地:千代田区神田駿河台3-11
竣工 :1984(昭和59)
構造 :S?
階数 :8F?
2008解体・建て替え
Photo 1988.11.1

 比較的新しく、しかもかなり大きな建物でも建て替えられることがある。

 少し前に記した日立御茶ノ水ビルと同じ頃に時期に建てられたこのビルも、一昨年解体された。なぜ比較的新しい建物でも建て替えることになるのか、素朴な疑問が沸く。

 写真の時点では新日本証券(現 新光証券)の社屋として使われていたが、その後、使用者などが変わったようで、最後の頃は三井住友海上火災の駿河台別館となっていた。跡地には隣の三井住友海上と同じぐらいの高さの超高層ビルが建つらしい。

 最近建てられたと言ってもおかしくないデザインだ。改めて見ても、それほど古いデザインだとは思えない。一街区を丸ごと使っているので、1フロアの床面積が相当大きく、パーティションで仕切って使いさえすれば融通が利いて結構便利だったんじゃないかと思う。新日本証券の時代は1フロアを丸ごとディーリングルームとしていて、新聞広告にその様子が載っていたこともあった。だが最近は1フロアの床面積が多少小さくなっても、超高層にして延べ床面積を増やす方が好まれるのかもしれない。

三井住友海上 - ニュースリリース/2008.1.8
Wikipedia - 新光証券

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 千代田区  #オフィス 

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東京スカイツリー

2010-09-12 | 文京区  
文京区役所25F展望室から東京スカイツリー
Photo 2010.9.11

 あちこちのブログなどに掲載されているので、今さら感はあるけど、やっぱり目立つ建物なので取り上げておきたくなる。

 「TOKYO SKY TREE」によれば、この時点で、448mだそうだ。

 あと200m近く伸びるなんてすごすぎる・・・。手前の他の建物と比べると巨大すぎて、違う縮尺でできてるんじゃないかとさえ思う。他の建物がミニチュアみたいに見えてしまう。第一展望台の部分だけで、12~13階建てのビルひとつ分位あるんじゃないだろうか。とにかく高い、でかい。

 頂部に設置されている4つのクレーンも相当大きいはずなのだが、あまりに高い塔なので、これもおもちゃみたいに見えている。文京区役所の展望室は25階なので100m位の高さがある。しかもスカイツリーまでは5km程度離れている。それなのに明らかに見上げるような感じに見えている。

 展望室からは他の建物もたくさん見えているのだが、ひときわ目立つので、どうしてもスカイツリーばかりが気になってしまう。やっぱり今までこんな建物、見たことない・・・。

#新しい建物 墨田区  #塔  #街並み 
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ごぶさたしております。

2010-09-09 | Weblog 

暑さに負けて、しばらく新規記事をお休みしておりました。ようやく少しずつ体調を取り戻してきたので、徐々に再開しようかと思っています。そんなわけで、

東京の階段 DB」、少し間が空きましたが、またぼちぼち更新しております。

東京の階段 Plus」の方も、ときどき更新中。

でもって、本家?の本blogも、近日中に更新する予定です。またよろしくです。

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