都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

2009年3月 記事一覧

2009-03-31 | 記事一覧 
03/03 カトリック神田教会(東京新旧写真比較 No.32)
03/06 神楽坂の路地裏階段(繁華街の極小階段)
03/09 錦華通り(東京新旧写真比較 No.33)
03/12 マウスオンでロールオーバー(東京新旧写真比較 New Version)
03/14 表示変更のお知らせ1
03/16 表示変更のお知らせ2(スクロールバー付けました)
03/18 アテネフランセ(東京新旧写真比較 No.34)
03/20 表示変更のお知らせ3(HPをcss化してます)
03/22 東京の階段・訂正など(情報の修正・加筆)
03/29 スリバチ階段(スリバチフィールド板橋にて)
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スリバチ階段

2009-03-29 | 北区   

 スリバチ学会・フィールドに行く。最近、参加率高いですね、と言われたりしたが、確かに・・・。9、10、12月、そして今回と連続参加してる。
 いつもは引率したり、単独で調査したりしてるので、雑談もできないし、引率責任みたいなものを感じてしまうが、「スリバチ」は、あまり考えないで、なんとなくついていくのが気楽で、面白くなっているのかも。会長さんは、いろいろ大変なんじゃないかと思うけど。

 階段、階段・・・。

 でもって、やっぱり私はスリバチでも階段に反応しがちなのでした。
 ただ、最近は前を行く人が、階段ですよ~と知らせてくれて、待ちかまえてたりするので、ちょっと焦る。特に気の利いたことは言えないです・・・。

所在地:北区西ケ原4-52と53の間
段数 :10段
Photo 2009.3.28

 擁壁に挟まれて幅が狭く、わずかにカーブしていて奥を見通すことができない。階段じたいは小規模だが、両脇に住宅が聳えるように建ち、意外におもしろい階段だ。
 階段下は開けているが、上り始めると両側が迫って閉鎖的な空間に入り込む。更にその先、ブロック塀に挟まれて路地が数十m続いている。逆に言えば、上から来れば開けた場所に急激に飛び出すわけで、そのギャップもよい。

 同じ階段を上部から撮影。参加の女性が跳ねるように下りて行ったのが印象的だった。

 ステップの踏み面奥行きが長く、一段を一歩で下りようとすると、大股になるか少し跳ぶようになる。高齢者のように一段を二歩で歩くほどでもなく感じられるので、一歩ずつで下りるのだが、そうすると一歩ずつブレーキを掛けるのが面倒になって、結局、加速していってしまう。もちろん、緩傾斜でステップを踏み外す心配もなく、10段しかないので、少しぐらい駆けても大丈夫だという想定も、駆け下りることに繋がったのだろう。階段の形が歩き方に影響を与えていることに改めて気づく。

 スリバチで歩く谷地地形の場所には、高低差があって斜面があるので、そこには往々にして階段があるわけで、スリバチを歩けば階段に出会うのはある意味、当然のこと。
 ただ、同じ斜面上にあっても、原地形の違いと宅地化の状況その他によって、階段の様相はそれぞれに異なってくる。同じものにならず、一つ一つ個性を持つところが面白い。それぞれの階段の表情と、その周辺の景色は一つとして同じにならず、全て異なる。

 今回のエリアは、谷底と台地上の高低差がそれほど大きくないこともあってか、石神井川沿い以外にはあまり大きな階段はなかった。実は新板橋駅のそばに大きな階段があるんだけど、今回はそちらには行かず、これはまたの機会に調査モードで行こうかな~。

 いつもは階段がある場所につい行ってしまうので、今回のような歩き方は面白かった。
 今回のルートは以下。東へ西へとくまなくこのエリアを巡った感じ。ところで、某氏のGPSロガーの記録では13km以上だったらしいが、Google Map上で線を引いてみたら10.7kmと出た。3km近い違いはどこから来るのだろう?

スリバチ・フィールドマップ-20090328

#地形 
コメント (5)
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東京の階段・訂正など

2009-03-22 | Weblog 
 本を出してから暫く経つが、今でもたまに誤りに気づく。

p.156 愛宕男坂(出世の階段)→(出世の石段)
 別称として「出世の石段」と呼ばれるが、出世の階段とは呼ばれておらず。
p.85 市谷亀ヶ岡八幡宮男坂
 総高低差9.3m →12.1m(下部9.6m/上部2.5m)
 p.218の表中の記載も同様に誤記
 蹴上20cmで48段という時点でそもそも計算が合わない。しかも上部のデータが抜け落ちている。なぜこういう間違いをしたか自分でもわからない。
p.133 荒木町・仲坂
 昭和七年八月という施工年 →昭和七年六月
 標石が古くなっていて字が読みづらく、漢字の八と六を読み違えていた。
p.28 六本木・不動坂
 「今昔東京の坂」岡崎清記(日本交通公社刊)1981、「江戸東京坂道事典」石川悌二(新人物往来社刊)1998によれば、不動坂は六本木3-6と3-15の間だという。どこかで勘違いして、六本木3-8と13の間のこの階段を不動坂と思いこんでしまった。この階段が不動坂だという資料を見た気もするのだが誤りのようです。
階段の下の墓地沿いの道が閻魔坂なので、この階段は「閻魔坂へ向かって下る階段」ということになります。

誤りではないが、ちょっと訂正。
p.141 不動坂
 所在地/北区東田端1-17 →東田端1-17~田端1-22にかけて
 (上部の数段と階段の両側は、田端1-22)

以下は訂正ではないが、追加情報。
p.180 六本木6丁目の逆S字階段
 写真は1996年撮影。
p.188~189 松光寺参道
 p.188のカラー写真は1997年撮影。p.189のモノクロ写真は1996年撮影。

出版後に改築など、変更があったもの。
p.18 愛宕山西斜面のアプローチ →建て替えにより消滅
p.86 本塩町の急階段 →階段下両側の建物が建て替え
p.89 六本木の小階段 →通行不可とされた。
p.103 高輪のS字型抜け道階段 →途中の極めて狭い抜け道部分が拡幅された。
#階段・坂
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表示変更のお知らせ3

2009-03-20 | Weblog 
 Blogにご訪問頂いている方へ。  左サイドバーのBOOKMARKにもありますように、本ブログの管理人asabataは、別サイトとして「Site Y.M. 建築・都市徘徊」も開いております。こちらのサイトには、既往の記事を場所別などに整理してリンクリストを作っておりますので、そちらを一覧しながら御覧頂くことも可能です。
Tokyo Lost Architecture
Cityscape of Tokyo
静岡の建築
静岡の街並み
旧東海道を歩く 静岡編

 さて、上記ホームページは、現在、CSS(Cascading Style Sheets)を利用したものに移行作業中です。3月中に全体のデータを差し替え、レイアウトの雰囲気などをできるだけ統一する予定です。HPの方は、ブラウザによる表示の違いは特にないようなので、今までどおり御覧頂けると思います。
 文章内容などは以前とほとんど変わってませんが、こちらの方も、今後もよろしくお願いします。
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アテネフランセ

2009-03-18 | 千代田区 

東京新旧写真比較(1981/2008) No.34 千代田区猿楽町

Photo 1981(ノーマル時
Photo 2008.12.15(マウスオン

 この路地の景色はあまり変化していなかった。

 アテネフランセは私の先生の恩師である吉阪隆正の設計による建物。吉阪氏の建物は都心にはあまり残っておらず、アテネフランセは貴重な存在。弟子筋の研究室に在籍する学生としては、撮っておかねばと思い、カメラを向けたのかもしれない。

 写真は表通り側からではなく、西南の低地側からのもの。崖沿いの高台に建っているので、低地側から見ると迫力もあり美しいのだが、最近は低地側にビルが建ち並び、その全景を見ることができる場所はほとんどない。
 路地奥の崖上にそびえ立っているこの写真では、アテネフランセと路地の両側の建物は変化していなかった。路地奥の3棟の木造家屋はなくなっていたが、位置合わせは比較的容易だった。

 1981年の写真は拡大すると「光線研究所」「第三書房」「ぴあ」「(株)東京映像企画」の看板が読み取れる。しかし「光線研究所」ってなんだったんだろう? どういう光線をどのように研究していたんだろうか。
 それから「ぴあ」っていうのはあの「ぴあ」だろうか? 現在とは少し書体が異なるが、特徴のある文字は基本的に同じ。ぴあはベンチャー企業のようなものが始まりだったそうなので、最初はこんな路地にも事務所を構えたりしていたのかもしれないが。

#東京新旧写真比較 千代田区  #学校  #吉阪隆正 
コメント (4)
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表示変更のお知らせ2

2009-03-16 | Weblog 
 前記事とは別の表示変更について。
 ENTRY ARCHIVE欄が非常に長くなって、見にくくなってきたので、左サイドバーの各欄にスクロールバーを付けました。
 こんな感じ。↓
 ただ、このスクロールバーも、古いバージョンのブラウザでは動作しないようです。
Internet Explorer 5.2 for Mac
Opera 9.23 for Mac
左サイドバー(ENTRY ARCHIVE欄など):スクロールバーは現れず、以前のままです。

Safari 1.3.2 for Mac
Netscape 7.1 for Mac
左サイドバー:スクロールバーは現れないが、欄の高さは新しい設定が反映されるため、ENTRY ARCHIVEが下のRECENT TRACKBACK欄に重なって表示されてしまう。
 →解決法不明。すみませんが、新しいものにバージョンアップして下さいませ。

Safari 3.2.1 for Mac 問題なし。
Firefox 2.0.0.3 for Mac 問題なし。
 といった状況です。多くの方がお使いのInternet Exploreer6や7では問題なく表示されているでしょうか?

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錦華通り

2009-03-09 | 千代田区 

東京新旧写真比較(1981/2008) No.33 千代田区猿楽町

Photo 1981(ノーマル時)、Photo 2008.12.15(マウスオン
カトリック神田教会の前付近から北西方向を見る。

 この場所もかなり変わってしまっていて、最初はどこだかさっぱり見当がつかなかった。後方の東京グリーンホテルと、お蕎麦浅野屋が手掛かりとなって錦華通りで撮ったらしいことが分かり、現地へ。

 到着してみると、はたして、画面内に現在も写すことができたのは左のレンガ色のタイル張りのビルだけだった。他は全て建て替えられたり、手前の建物で隠されてしまっていた。ホテルも現在はなくなり、建て替えられている。

 一棟の建物だけで撮影位置を確定するのは非常に難しい。カメラの液晶モニターで結果を確認しながら、「だいたい」でしか撮ることが出来なかった。このため、写真を重ねてみると少しだけ遠近感が異なっている。どうやらあと1〜2m後方で撮っていたらしい。

#東京新旧写真比較 千代田区  #街並み 千代田区  #道 
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神楽坂の路地裏階段

2009-03-06 | 新宿区  

某講座の下見で、雨の中、神楽坂界隈へ。

所在地:新宿区神楽坂4-3
Photo 2009.3.4

 神楽坂のこの階段は、住宅地図ではチェック済みだったが、界隈の中でなぜかここだけ行きそびれていた。

 山手線の内側の階段なら、公道、私道を問わず、道路上で通り抜けられるものはほとんど行ったつもりなのだが、まだたまに、行きそびれていたり、チェックから漏れていたりすることがある。

 本多横丁からちょっと脇に入って、更に折れて建物の間の細い道に入る。道は神楽坂のメインストリートにもつながっているが、かなり狭い路地だ。たった3段しかないけれど、なんだか結構いい感じ。もっとはやく来ればよかった。

 通り抜け不可のような感じだが、実際のところは通過ぐらいならOKのようだ。というのもこの先の路地裏には「ふくねこ堂」なるお店があって、お店のお客さんもここを抜けたりしているから(正面でライトが点いてる角がお店。)。もっとも、大勢でどやどや歩くのは無理だけど。

 調べてみたらお店のブログもありました。結構、メディアでも取りあげられてるみたい。しかしこのネコかわいいな。

神楽坂 路地裏 ふくねこ堂
#階段・坂 新宿区  #路地
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カトリック神田教会

2009-03-03 | 千代田区 

東京新旧写真比較(1981/2008) No.32 千代田区西神田

Photo 1981(ノーマル時)、Photo 2008.12.15(マウスオン
カトリック神田教会
所在地:千代田区西神田1-1-12
建設年:1928(昭和3)
構造・階数:SRC1F・一部2F
設計 :マックス・ヒンデル

 1981年の撮影者はなぜか正面からではなく後方から教会の写真を撮っていた。たしかに九段の方からやってくると、最初に後ろ側が見えてくるので、とりあえず撮ってしまったのだろう。で、それだけで満足してしまったのか、正面側からの写真は残されていない。

 写真は路上駐車の車を避けて、道路中央付近から撮られている。同じように撮ろうとして道路中央でカメラを構えていたら、うしろから車がやってきてヒヤヒヤした。

 駐車場だった場所にビルが建てられて、同じ場所からは教会があまり見えなくなってしまっていた。最近、しばしば感じるのだが、東京都心では、文化財の建物も周囲を背の高い建物で取り囲まれるようになってきていて、遠くから見えなくなるだけでなく、近くからでも見える方向が限られてきている。
 カトリック神田教会も、以前は表通りからもう少し見えていたのだろうが、次第に、すぐそばまで行かないと見えない状況になっている。

 2008年の写真では、教会の後方に新築の神田女学園が見えている。こちらは以前は低層だったためあまり見えなかったが、建て替えられて7階建てになり、見えるようになった。

#東京新旧写真比較 千代田区  #古い建物 千代田区  #近代建築 
#教会  #マックス・ヒンデル  #国登録有形文化財 
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