12/03 旭プロセス製版(旧 千代田リボン製織所)
12/06 須賀邸
12/09 田中邸
12/12 日本基督教団 下谷教会
12/15 ギャラリー藍染(小野田・宮沢邸)
12/18 浅草橋ビル(第31イチオクビル)
12/21 東武鉄道本社 旧館
12/24 村林ビル(旧村林商店)
12/27 第一三共(株)品川研究開発センター(旧 三共品川工場)本館
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/76/c6401d310b1c1b26ca6f261c3212810c.jpg)
12/03 旭プロセス製版(旧 千代田リボン製織所)
12/06 須賀邸
12/09 田中邸
12/12 日本基督教団 下谷教会
12/15 ギャラリー藍染(小野田・宮沢邸)
12/18 浅草橋ビル(第31イチオクビル)
12/21 東武鉄道本社 旧館
12/24 村林ビル(旧村林商店)
12/27 第一三共(株)品川研究開発センター(旧 三共品川工場)本館
第一三共(株)品川研究開発センター(旧 三共品川工場)本館
所在地:品川区 広町1-2
構造・階数:RC・3
建設年:1932(昭和7)
解体年:2016(平成28)
Photo 2013.9.29
三共株式会社の品川工場本館だった建物(品川工場じたいは1908(明治41)年に開設)。
住宅地図で見ると、ロの字型をした建物だったようだ。シンメトリーなデザインで中央に玄関があり、そこだけは縦長窓と角形の細い付柱が並んで少し象徴的になっていた。しかし全体としては装飾はなく、軒庇が出て窓台も少し出ているだけの、モダニズムデザインの工場建築だった。
東海道新幹線の車窓から古そうな工場建築がちらっと見えて気になっていたので、歩いて近くまで行ったこともある。だが、目黒川越しに見ると桜並木があり、歩道橋から見ても全景はあまり見えなかった。結局、新幹線から撮ったこの写真が、最もよく全景が納まったものだった。
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 品川区 #工場 #研究所 #モダニズム タグ一覧
村林ビル(旧村林商店)
所在地:江東区 佐賀1-8
構造・階数:RC・3
設計 :関根要太郎
建設年:1928〜29(昭和3〜4)
解体年:2017(平成29).12
Photo 2017.11.23
佐賀町のとある交差点に建っていたビル。コーナー部に入口があり、テラコッタの大きな装飾が印象的なピルだった。
縦長の上げ下げ窓で、3Fはアーチ型。2Fと3Fの境には、テラコッタタイルで帯を入れ、最上階との境を見せるなど、小さいながらも様式的なデザインを意識させるものだった。
西側から Photo 2017.11.23
西端部にも別の入口があり、階段室があったようだ。2、3Fと屋上はこちらから上がる仕組みだったのかもしれない。
コーナー部の玄関 Photo 2017.11.23
玄関扉は木製の立派なもの。扉前のステップの一段目は角地の壁面に合わせてカーブしている。また、扉わきの壁面に赤っぽいタイルで縦に帯が作られているのもワンポイントになっていた。
玄関上部のテラコッタ Photo 2017.11.23
全体は凸型、中央部に六芒星のマークがあるのも印象的、建物全体に比してこの部分がかなり大きく、やけに主張しているようで面白い。
Photo 2002.11.6
外壁のタイルは細かな凹凸があるもの。補修の際には、同様のものがなかったのかやや異なるものが張られていた。
関根要太郎研究室@はこだて > 村林ビル(関根要太郎設計作品)その1、 その2、 その3、 その4
村林ビル/佐賀1丁目 - ぼくの近代建築コレクション
村林ビル: 環境デザインマニアック・Environmental Design Maniac
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 江東区 #近代建築 #オフィス #関根要太郎 タグ一覧
東武鉄道本社 旧館(東武館)
所在地:墨田区 押上1-1
構造・階数:RC・4
建設年:1938(昭和13)
解体年:2010(平成22)
Photo 2008.7.19
タイル張りのモダニズムオフィスビルだったが、別件で通り掛かった際だったため全景は撮らずじまいになった。
下記リンク先の写真や、2009年時点のGoogle Street Viewを見ると、西南側の角はカーブした壁面になっていて、その東側に新館?があったようだ。戦前期の建物だが、装飾が全くなく、窓は単純な長方形、壁面の出入りもないなど、当時としてはかなりモダンなデザインだったのではないかと思う。しかしそれもあって、まさか戦前の建物だとは思わず、まともな写真を撮らなかったのだった。
この写真を撮った2008年夏には、既に東京スカイツリーの建設が本社ビルの東側で始まっていた。そしてこの後、押上2丁目に新しい本社ビルが完成したため、この建物は解体され、この場所も含めて東京スカイツリータウンが建設された。
東武鉄道本社旧館/押上1丁目 - ぼくの近代建築コレクション
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 墨田区 #オフィス #モダニズム #近代建築
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浅草橋ビル(第31イチオクビル)
所在地:台東区 浅草橋1-1-14
構造・階数:RC・5/6
設計 :曽禰中條事務所?
建設年:1928〜29(昭和3〜4)
解体年:2014(平成26)
備考 :1967(昭和42)、2005〜07(平成17〜19)に改築
Photo 2005.3.27
神田川に架かる浅草橋の北西詰の角地に建っていたビル。鈍角のコーナーを持つビルで、橋詰めの角地だったこともあり存在感を放っていた。
1階は道路から直接入る店舗。上階へは西端(写真左側隅)の入口から入るようだった。「浅草橋ビル」の文字もこの西端の入口上に付けられている(ルの字は既に脱落していたが・・・)。
また下記リンク先でも触れているが、1967年に改築されたそうで、恐らくこのとき6階が増築されたのだろう。ただ上写真の頃には1階の店舗もなく、全体にくたびれた状態だった。
Photo 2009.5.30
ところが2009年に通り掛かった時には、6階の増築部分が撤去され、窓も直されて外壁もきれいになっていた。コーナー部屋上の軒先にある装飾もシンボリックに見えるようになり良い感じになっていた。
また、この日はお休みだったが1、2階には服飾店も入居していた。一方で、西端の入口上にあった「浅草橋ビル」の文字は取り外されていた。この頃は「第31イチオクビル」という名だったようだ。
Photo 2005.3.27
コーナー部分を下から見上げると、壁面自体はカーブを描いていたことが分かる。窓台が逆三角錐型に張り出しているのでエッジのあるコーナーのように思っていたのだが。よく見ると、ギザギザデザインの窓台は、段々が高いものと低いものが交互になっている。細かいところが妙に手が込んだデザインだった。
改築されてきれいにもなっていたので、また当分存続するのだろうと思っていたが、その後5年ほどでこのビルも解体されたようだ。Google Street Viewで確認したところ、2014.6には存続していたが、2015.4時点では既に更地になっていた。ネット検索によれば2014年8月から解体が始められたそうだ。
橋詰交差点に面した角地建物で、目立って街の雰囲気を創るものにもなっていただけに惜しい。
浅草橋ビル、東屋商店/浅草橋1丁目 - ぼくの近代建築コレクション
本日も建築散歩日和 第31イチオクビル
WinterGarten・二十面相の館 浅草橋ビル(現・第31イチオクビル)
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 台東区 #近代建築 #オフィス タグ一覧
ギャラリー藍染(小野田・宮沢邸)
所在地:台東区 池之端4-14
構造・階数:木・2
建設年:1931(昭和6)
解体年:2019(令和元)
Photo 2007.2.3
白色の塗りと黒色の板からなる塀で囲まれた立派な和風住宅。住宅地図で確認したところ、90年代はまだ個人宅だったようだ。その後、2000年代にギャラリー・カフェとして活用されるようになったらしい。
Google Street Viewで確認したところ、2019年6月時点では存続していたが2020年2月には更地になっている。この界隈には木造の和風住宅や洋風住宅が何軒かあったが、やはり次第にかなり少なくなっている。
東京ノスタルジア
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 台東区 #住宅系 #戸建て住宅
日本基督教団 下谷教会
所在地:台東区 東上野3-37
構造・階数:RC・3
建設年:1930(昭和5)
解体年:2000(平成12)頃
Photo 1992.8.13
浅草通り沿いに尖頭が建ち目立っていた教会堂。手もとには夏場に撮ったこの写真しかなく、塔以外の本体部分はほとんど見えない。
下記リンク先では全体像を見ることができる。窓などはゴシックアーチ型かと思っていたが、上部は弧を描いておらず、三角形だったようだ。RC造だったそうなのでアーチにする必要性はなく、直線的な方がむしろ施工もしやすかったのではないかと思うが、そのあたり割り切った?デザインが逆に気になる。
解体の明確な時期は把握できなかったが、同教会のサイトに2002年4月に新しい教会堂が完成したと記されているので、2000〜2001年に写真の旧建物は解体されたのではないかと思われる。
下谷教会、阿部クリーニング/東上野3丁目 - ぼくの近代建築コレクション
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田中忠次郎宅
所在地:台東区 東上野3-34
構造・階数:木・2+R1
建設年:1930(昭和5)
解体年:2018(平成30)
Photo 1998.5.16
看板建築ファンの間では著名だった建物。3階(屋根裏)のカマボコ型ファサードの装飾的壁面がかなり個性的で印象的。2階軒先にも洋風の装飾が付けられ、窓のわきにはメダイヨン状の飾りも付いている。左官業を営んでいた方の家だったそうで、手の込んだ壁面はその生もあったのだろう。
1階の玄関はモルタルで唐破風状の庇を作っているが、これも左側が微妙に長いのが気になる。
Photo 2015.9.23
カマボコ型のファサードが特徴的だったが、その後方はギャンブレル屋根だった。ギャンブレル屋根にカマボコ型のファサードをあてがった発想も面白い。
田中家、聖山洞/東上野3丁目 - ぼくの近代建築コレクション
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#失われた建物 台東区 #住宅系 #看板建築
#モルタル看板建築 #ギャンブレル屋根 ブログ内タグ一覧
須賀邸
所在地:台東区 上野桜木1-4-2
構造・階数:木・2
建設年:1921(大正10)
解体年:2016(平成28)
備考 :1930(昭和5)頃増築
Photo 2012.12.19
和風の2階建て家屋の西側に2階建ての洋館を接続したやや大きな住宅。東京芸大の裏手の道に面して東西に細長い敷地に建っていた。そして通り沿いには和風の塀が連なっていた。
洋館部分2階 Photo 2010.11.9
洋館部分は暗褐色のタイル張りで、屋根は日本瓦の寄せ棟。コーナー部分の装飾はテラコッタだったのだろうか。手の込んだデザインが記憶に残る。上げ下げ窓は新しいものに改修されていたようだった。
上野桜木界隈には何軒かお屋敷があり洋風のものもあったが、やはり次第に減っている。
須賀邸/上野桜木1 - ぼくの近代建築コレクション
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 台東区 #住宅系 #戸建て住宅 #和洋折衷住宅
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旭プロセス製版(旧 千代田リボン製織所)
所在地:台東区 谷中3-7
構造・階数:木・1
建設年:1910(明治43)
解体年:2013(平成25)
Photo 2008.12.6
千代田リボン製織所として建てられたのこぎり屋根の工場。同工場は「国産リボン発祥の地」だそうだ。1966(昭和41)に操業停止。その後、旭プロセス製版の工場となり使われていたという。
明治時代から使われ続けてきた工場建築で、産業遺産として保存を求める活動もされた、都心では珍しいのこぎり屋根の建物だった。
手持ちの写真は夕暮れ時に撮ったこの一枚のみ。昼間の写真を撮ろうと思っているうちに残念ながら解体され、跡地には6階建てマンションが2017年に完成した。
なお、旭プロセス製版は、現在も文京区千駄木3丁目で営業している。
旭プロセス製版/谷中3丁目 - ぼくの近代建築コレクション
谷中[町並み] 三角お屋根の旭プロセス - おたまおばさんの谷中・根津・千駄木散歩
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