10/03 天野たばこ店
10/06 福岡玉屋
10/09 西鉄カリテンビル/旧NHK福岡放送局
10/12 山本金物店
10/15 旧国道1号 富士川橋
10/18 旧国道1号 大井川橋
10/21 蓬莱橋
10/24 清水銀座
10/27 駿河銀行袋井支店(旧袋井運送会社)
10/30 旧澤野医院(袋井市澤野医院記念館)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/76/c6401d310b1c1b26ca6f261c3212810c.jpg)
10/03 天野たばこ店
10/06 福岡玉屋
10/09 西鉄カリテンビル/旧NHK福岡放送局
10/12 山本金物店
10/15 旧国道1号 富士川橋
10/18 旧国道1号 大井川橋
10/21 蓬莱橋
10/24 清水銀座
10/27 駿河銀行袋井支店(旧袋井運送会社)
10/30 旧澤野医院(袋井市澤野医院記念館)
旧澤野医院(袋井市澤野医院記念館)
所在地:袋井市川井444-1
建設年:1934(昭和9)
構造・階数:木造・2F
Photo 2000.1.1
旧東海道の袋井宿を西の方へ抜けたあたりにある木造洋館。
写真は旧東海道沿いの病棟部分で、これは1934(昭和9)に建設されたという。奥行きがある細長い敷地で、この洋館の背後には1855(安政2)に建てられた和館の居宅や、1916(大正5)に建てられた別の洋館、渡り廊下、庭園などもあるそうだ。
袋井市が寄付を受け、2005(平成17)以降、袋井市澤野医院記念館として一般公開しているという。ただ、撮影時点ではまだ公開されていなかったため、内部は未見。
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駿河銀行袋井支店(旧袋井運送会社)
所在地 :袋井市高尾
建設年 :1918(大正7)
構造・階数:オリジナルは竹筋で補強した煉瓦造・2F
備考 :現在の建物(上写真)は外観復元されたレプリカ
Photo 1999.1.7
もともと運送会社の建物として建てられた建物で、1951(昭和26)年に駿河銀行の支店となったが、その建物は1988(昭和63)年頃に解体された。上写真の建物は元の場所から少し離れたところに外観復元されたもの。
この建物を最初に記事化した際は、このレプリカ建物を昔のものとして記載していたが、地元の方から、オリジナルの古い建物は解体されて現存しない旨の指摘を頂き、当時の新聞記事と貴重な写真データをお送り頂いた。
O氏提供の写真(1988年頃)
写真左側がオリジナルの旧袋井運送会社の建物。そして写真右端に小さく見えているのがレプリカ建物。左側の解体された元の建物には台形の屋根がついていたが、レプリカ建物にはついていない。またこの写真でも明らかなように、元の建物の解体前に、レプリカ建物が新築されており、外観復元に際してはオリジナル建物の石材や煉瓦は用いていない。
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旧東海道 清水銀座 (東向き)
所在地:清水区銀座14
Photo 1995.5.7
清水はサッカーの「清水エスパルスの街」として全国的に有名だが、旧東海道の清水銀座商店街は鉄道駅から離れていることもあり、往時のようには人が歩いていない。買い物客は地元の人に限られているようだ。
清水銀座の建物は沼津の美観地区同様、歩道上に張り出している。というより、歩道が沿道店舗の敷地内に造られており、店舗の1階がその分奥に引っ込んだ形で造られている。この仕様は横浜の元町商店街と同様だ。またやや老朽化しているが、その一部は共同建物になっている。
上写真の建物の様子は現在もほぼ変わっていないが、ビニール庇などは外され、現在の方がシンプルな感じになっている。また、写真左端の杉山洋品店は外装がリフォームされきれいになっている。
旧東海道 清水銀座 (東向き)
所在地:清水区銀座13
Photo 1995.5.7
現在、電柱・電線は地中化され、車道や歩道はインターロッキングブロック舗装がされ、街灯も新しくなるなど、商店街はきれいになっている。Google Street Viewでの確認では、これらは2012年より前に既に行われていたようだ。
ただこちら側の建物は、多くが撤去されたり建て替えられたりしている。2枚目の写真中で現在も残っているのは、電柱そばの壁が茶色の3階建てとその左の建物のみ。手前の、あおい、むさし屋などの看板がある3棟はいずれも解体されており、その一部にはPAL CITYという4階建てビルが建てられている。ただこの建物は昔のように歩道上空に張り出した建物ではない。また道路南側は駐車場が多く、やや歯が抜けたようで、街並みは不連続になっている。
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蓬莱橋
建設年:1879(明治12)建設
1963(昭和38)再建
1965(昭和40)橋脚をコンクリートパイル化
1991(平成3)修復
構造 :木桁・PC橋脚
長さ :897.4m
幅 :2.4m
Photo 2001.7.11
大井川に架かる賃取橋。豪雨等の際に桁が流失してしまうことを前提にして、木材で軽微な桁を架けて橋を渡している。通行料(昔は1人20円だったかな? バイクや自転車だともう少し掛かる。)は橋の補修に充てられる。最近も流失したため現在抜本的に修復中。全国的に数少ない木造橋で、且つ長大であるため、時代劇の撮影などにしばしば用いられている。
島田側から橋を渡るとすぐに牧ノ原台地へ上る坂道になる。茶畑の中をしばらく歩くと台地の上に出る。もともとはお茶の農家が畑に通うために作られたものらしい。
静岡県土木遺産(道路橋)|静岡県公式ホームページ
蓬萊橋 (大井川) - Wikipedia
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旧国道1号(現 県道381号)大井川橋
所在地:静岡県島田市 向島町−金谷東
建設年:1928(昭和3)
構造 :S造・17連曲弦プラットトラス橋
長さ :1026.4m
Photo 1997.5.2
大井川に架かる旧国道1号(現 県道381号)の橋。
戦前で最大級の道路用トラス橋。60m弱のスパンで17連、1,000mを超える長大橋。
Photo 1997.5.2
静岡県土木遺産(道路橋)|静岡県公式ホームページ
土木学会選奨土木遺産 中部 / 大井川橋
県道島田金谷線大井川橋(島田市) | 島田土木事務所
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旧国道1号(現 静岡県道396号富士由比線)富士川橋
所在地:静岡県富士市 松岡−岩渕
建設年:1924(大正13)
構造 :S造・6連曲弦プラットトラス橋
長さ :399m
備考 :1988(昭和63)に6連アーチのうち2連を拡幅のために架け替え。
:1993(平成5)に国道から県道になった。
Photo 1994.5.2
大正時代にできた鉄骨トラス橋。古い橋なので片側1車線ずつしかない。新しい橋の方が良いような気も少しするが、オールドスタイルのトラス橋は絵になり、ランドマークになっている。
県内にはこの他、安倍川、大井川にも国道1号線にトラス橋が架かっている。三つの橋の写真を比べてみると、それぞれトラスの形が微妙に違うことに気付く。
静岡県土木遺産(道路橋)|静岡県公式ホームページ
歴史的鋼橋: T8-005 富士川橋 - 土木学会
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山本金物店
所在地:静岡市清水区 興津中町130
構造・階数:木・2
Photo 1995.5.7
旧東海道沿いのモルタル看板建築。
この場所のGoogle ストリートビューは2012年6月の画像が最も古い。その時点で既に外装が金属板で覆われていてモルタル看板建築ではなくなっているが、改装されただけで建て替えられたわけではなく、2023年7月時点でも建物は残されている。
2018年8月の画像までは金物店として営業している様子だったが、2019年7月以降の画像ではカーテンが閉じられたままになっていて、その様子からすると、数年前に営業を辞めたようだ。
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西鉄カリテンビル/旧NHK福岡放送会館
所在地:福岡市中央区 天神2-6
構造・階数:RC・4+B2
建設年:1959(昭和34)
解体年:2000〜01(平成12〜13)頃
備考 :1959〜92(昭和34〜平成4)はNHK福岡放送会館
1996〜99(平成8〜11)は西鉄カリテンビル
Photo 1998.9.12
1998年に学会で福岡へ行った際に、天神の街を歩いていて見掛けた建物。当時、天神界隈は大規模な建物が既に多く建ち並んでいたので、4階建てでやや地味なこの建物は逆に目立つ存在になっていた。
当時はなんという建物なのか調べもせずにいたが、最近になってGoogle Mapやストリートビューで調べてみたところ、かなり前に無くなっていたことが判明。そこでこれも国会図書館で当時の住宅地図をあたってみたところ「西鉄カリテンビル」とされていた。「カリヨン」なら鐘楼とか鐘塔の鐘で、施設名などでときどき見掛けるので知っていたが、「カリテン」というのは馴染みがなく、なんだろうな?という感じ。ネットで検索すると、天神の中心部なのにあまりヒットしない。逆に福岡放送会館が一緒に出てくる。そこでもういちどもっと古い住宅地図をあたってみたところ、この建物には1992年まではNHK福岡局があって、福岡放送会館という名だったことが分かった。
NHK福岡局は、1930(昭和5)年に開局。この福岡放送会館は1959(昭和34)に完成。その後、1992(平成4)年にNHK福岡局は天神から現在地の六本松一丁目に移転したという。昔の写真を見ると、放送会館の西側にかつては送信用の鉄塔も建っていたようだ。
一方、この近くの西鉄福岡駅北側にあった西鉄旧駅舎には「福岡西鉄名店街」というのがあったそうだが、ビルの建て替えに伴い1996(平成8)年2月末にそこでの営業を終了し、旧福岡放送会館に移転して仮店舗「にしてつカリテン」として1996年3月から営業を始めたそうだ。カタカナで「カリテン」とあったので外国語から採ったのかと思ったが、なんのことはない「仮店」だったのでした。
私が訪れた頃は、不二家など20軒ほどの店が1階に入居し、2階は天神エフエム、NHK九州メディスが入居。3階は空きで、4階は新名店街準備室となっていた。カリテンの名の通り、仮店舗ビルとして使われていたのは3年ほどで、たまたまそいう時期に私は訪れたのだった。
住宅地図によれば、その後、2000年にはこの建物は使用されなくなっていて、2002年には既に新しいビルの建設が始まっていた。現在、ここは岩田屋デパートの新館(2004年完成)になっている。
NHK福岡放送局 - Wikipedia
福岡市 教えて!どんなところ?第8回 NHK福岡放送局
アンティーク絵葉書に観る、懐かしの福岡・天神町/岩田屋・松屋/昭和20~40年代の写真絵葉書
日本国内の建物や街並み
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福岡玉屋
所在地:福岡市博多区 中洲3-7-30
構造・階数:RC・5
建設年:1923(大正12)
解体年:2003(平成15)頃
備考 :1933(昭和8)に7階建てを増築。更に1973(昭和48)に8階建てを増築。
Photo 1998.9.12
福岡玉屋は福岡市内で初めてできた百貨店だったそうだ。
建物は1923年に福岡ビルディングとして竣工したもので、1925年にそれを買収し、改修、増築して玉屋呉服店としてオープンしたという。
増築を重ねていたのでややつぎはぎな外観だったが、下記サイト掲載の昭和前期の絵などから考えると、コーナー部が丸くなった建物が最も古い部分だったのではないかと思われる。またこの画像では前方が5階、後方が7階なので、前方の古い部分もどこかの段階で6階が増築されたようだ。
外壁はタイル張り。西洋建築様式的な装飾はなく、アーチ型の窓もなくモダンなデザイン。ただ横連窓ではなく、縦長の窓が並び、柱が少し前に出た形になっていた。
6:行政の拠点、県庁と市役所 競い合うデパート
~ 福岡・博多 | このまちアーカイブス |
不動産購入・不動産売却なら三井住友トラスト不動産
夜になるとライトアップされていた。
地元の者ではないのでよく知らなかったのだが、私が訪れた1998年頃にはどうやら既に経営状態が悪化していたようで、この翌年に閉店してしまったという。またその後、すぐには解体されず、空き家のまま数年が経ち、2003年頃になってようやく解体されたようだ。
福岡玉屋 - Wikipedia
[Biz 今昔]福岡玉屋が閉店(福岡市):地域ニュース : 読売新聞
【あの日】福岡玉屋が閉店、女性店員も涙=7月15日|【西日本新聞me】
福岡玉屋: 梅ヶ枝
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