都市徘徊blogのほうはしばらくご無沙汰してしまってましたが・・・。
実はこの間、坂道本を執筆しておりました。ようやく今月中に発刊の予定となりましたので、謹んで御報告させて頂きます。
凹凸を楽しむ 東京坂道図鑑 | 松本 泰生 |本 | 通販 | Amazon
坂道の方は、タモリさんをはじめ、山野先生など、多くの方が坂道本を出しておられるので、私は階段の方にしておこうと思っていたのですが、今回、洋泉社さんの方からお声掛けして頂き、坂道本の方にも進出?してみることにした次第。
作業中に、今回は階段本じゃないの?としばしば訊かれたりもしましたが、今回は坂道本です。
今回の本は、「凹凸を楽しむ 東京「スリバチ」地形散歩」皆川典久著、洋泉社刊、などともお仲間で、凹凸を楽しむシリーズの一冊となっております。書店等で併せて御覧頂ければ幸いです。
坂道を扱う場合、坂名の由来についても触れないわけにはいかないのですが、そちらの地理学的、歴史的、文学的方面などはどうも今まで苦手で、ちょっと今回も躊躇しました。そうは思いつつも結局、先達の坂道関連書籍も参考にさせて貰いつつ、その上で現在の都市景観についてチラッとコメントしていくという書き方をさせて頂いたワケで、やや乱暴な取り組みだったかなー、坂道本の先達に叱られるかもなぁとも考えたりもしています。
字数など紙面の都合もあったため、書き足らなかったり一方で冗長になったりと、相変わらず反省しきりではありますが、いちど御覧頂ければと考えております。
本書の企画では、洋泉社さんからイラストを多用する紙面を提案頂きました。坂道本でイラストを多用したものは確かに今まで見掛けてないなとも思い、御提案に乗ったわけです。ただ、私は建築学科出身ではありますが、イラストはそんなに上手くないし、第一、大量のイラストを短期間で描くなどというのは到底無理なので、ちゃんとしたプロの方にお任せして、私は文字の方に集中して、という段取りに・・・。
しかしなかなか文章が進まず、編集の方にはご迷惑をお掛けしました。企画検討から出版までが約半年だったので、当初の私の想像以上にハイペースだったのは事実です。もう少し時間があったらなーとも思いましたが、たとえ時間があっても結果はあまり変わらなかったかもな、とも思ったりします。
今回は「東京坂道さんぽ」を運営されている、雲本らてさんにも土壇場でご協力頂き、なんとか出版に漕ぎつけることができました。ご協力頂きました各方面の方にも改めて感謝致します。
ようやく坂道本の方が一段落したので、都市徘徊blogについてもおいおい再開していこうと考えております。
階段本はいつになるでしょうか。坂道本が終わったばかりなので、まだ見当がつきませんが、そちらもおいおい、ということで、今後もよろしくお願い致します。
#地形
#階段・坂