以前の日比谷神社
所在地:港区新橋4-13
Photo 2006.4.15
2009.7.31に東新橋2-1に遷座
上は、環状2号線の建設によって立ち退き移転する前の日比谷神社。
一方、下は移転後の現在の様子。
現在の日比谷神社
所在地:港区東新橋2-1
Photo 2011.6.13
「日比谷神社」という石碑は移設したようで健在だった。
移転前と移転後を比較して改めて気付いたのは、新しい方の鳥居がなんだかいまいちだなぁということ。鳥居が縦長で、笠木の両側への張出が少なく、バランスがあまりよくないかんじ。敷地が狭いため仕方がなかったのだろうか。老朽化してはいたが、以前のものはオーソドックスなスタイルで、バランスもよく風格がある。以前は境内の緑も多かったのに、新しい境内にほとんど木がないも残念だ。
以前の日比谷神社 拝殿
構造 :RC
備考 :以前の日比谷神社も、1928年(昭和3)に移転してきたもの。
Photo 2006.4.15
昭和初期の社殿だったのか、戦災で焼失して戦後に再建されたものだったのかは知らず。RC造の社殿は、移転を前にして補修があまりされず傷んでいたが、昔ながらのスタイルで、まあまあ好感が持てるものだった。RCで造られた木造建築風社殿は、関東大震災後や戦後期の寺社でよくみられるもの。震災や戦災の経験から不燃建築であることが重要視されたが、その形態は従来からの形を守っている。
現在の日比谷神社 拝殿
所在地:港区東新橋2-1
Photo 2011.6.13
新しい社殿はモダンでフレンドリーな感じだが、5間の柱間が不定だったり、前面にかなり微妙な唐破風があるなど、個人的にはいまいちな感触。新しいが故の違和感であって、時間が経てば慣れるのだろうか。そのへんはまだ判らない。
ドレメ坂?
所在地:品川区上大崎4ー5と6の間
傾斜角:最大約20%(約11°)
Photo 2011.7.22
目黒川の河畔から東急目黒線沿いに目黒駅方面へ上る急坂。簡易傾斜計で測ったところ、20%(≒11°)だった。坂上には杉野学園(ドレメ)の校舎が道の両側に建ち並んでいて、通りの通称もドレメ通りになっている。
坂道の方には特に名称はないが、これだけの急坂に名前がないのは残念だ。ドレメ通りの南端部にある坂道なのでドレメ坂と呼んでもよいのではないかと思う。ただ、駅とは反対方向なので、ドレメの学生は残念ながらそれほど多く歩いていない。地元でそう呼ばれていないか検索してみたが、ヒットしたのはわずかで、そのような名は付いていないようだった。
坂の中程から
東急目黒線沿いに下っていく
Photo 2011.7.22
#階段・坂 品川区 #鉄道
モルタル看板建築
所在地:品川区小山台1-33
構造・階数:木造・2F
Photo 2011.7.22
禿坂(かむろ坂)沿いに建っているモルタル看板建築。初めて見たので、1Fが店舗なのかガレージなのか判らない。営業しているのか、空き家なのかも不明。
色違いのコーナー部や頂部などが、ちょっと魅力的。1F、2Fの前面庇はもともとスペイン瓦かなにかだったようだ。壁面に丸瓦の痕跡が残っている。しかし改修されたようで、現在の庇はトタン。2Fの窓枠はアルミサッシではなく木製で、戸袋は中央にまとめられている。波板トタンで改修されているが、昔はどうなっていたのだろうか。1Fのトタン張り雨戸も昔風だ。現状の使われ方が判らないので、いつまで残りそうかもよく分からない物件。
#古い建物 品川区 #看板建築 #モルタル看板建築
禿坂(かむろ坂)
所在地:品川区西五反田4-9と4-27・28の間 Google Map
Photo 2011.7.22
禿坂という坂は新宿区にもあるし、別名で禿坂という坂は文京区や渋谷区にもあるそうだ。西五反田の禿坂は桜並木の下の緩やかで長い坂道。車線幅がそこそこあるが交通量はさほど多くない。訪れた日は7月なのにやや涼しく、坂道を歩くのが気持ちよい日だった。
西五反田歩道橋
所在地:品川区西五反田5-26
Photo 2011.7.22
東急目黒線不動前駅近くで線路上空を横断する歩道橋。電車が谷地を走っているので高さがあまりなく、16段で歩道橋上に上がることができる。また両端にちゃんとエレベーターも付いていて、ユニバーサルデザイン的にもバッチリ。
だが、用地が狭かったのか奥にエレベーターを設置したからか、理由はよく分からないが、歩道橋西南側のこの部分この部分だけえらく狭い。ステップの幅は約90cm、壁と壁の間でも約1mで、階段を上った先、エレベーター脇の通路も同様に狭くてかなりすれ違いにくい。幅が狭いことに由来する「袖摺坂」という坂が新宿区内にあるが、それに倣えばここは袖摺歩道橋といったところだ。
鉄道上空をわたる部分や北側・南側の別の階段は、普通かそれ以上の幅があり、自転車を押して上るためのスロープも付いていて新しくちゃんとしている。歩道橋を造るにあたって西南側にも抜けられるように配慮したけれど、広い幅は確保できなかったので狭くても我慢してねみたいな感じだったのだろうか。
#階段・坂 品川区 #橋 #鉄道
氷川神社参道
所在地:品川区西五反田5-6
Photo 2011.7.22
氷川神社は都内でもあちこちにあるが、こちらは目黒線不動前駅近くにあり、桐ヶ谷村の鎮守として江戸時代から崇敬されているもの。
長い参道には大きな木が立ち並び気分がよい。参道奥には社殿へと続くL字型の階段が見えている。境内からは高台側へも通り抜けができるので、散歩がてら訪れる人もいるようだ。
ただ両側が別建物の敷地や公園で、参道付近の境内に余裕がないのはちょっと残念だし、社殿正面に斜面地を人工地盤状に改造した駐車場があるのもなんだかなぁと思う。
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富士山が見える坂
所在地:目黒区目黒1-2と1-3の間
Photo 2011.7.22
富士見坂のひとつ南側の坂で、こちらからは現在も富士山が見えるそうだ。
昨日の富士見坂同様、こちらにも15%の標識がある。簡易傾斜計で下の方を部分的に測ると19%(約11°)だった。雪の日に歩くのはちょっと怖いかもしれない。子供ならそり遊びができそうな坂だ。
よくみると坂の途中に2ヶ所、傾斜が緩く平らに近いところがあり、全体はやや階段状になっている。いずれも坂のわきにあるマンションなどの入口付近の場所。敷地内と坂が食い違うのを解消するためにそうなっているのか、そういう場所に入口を造ったのか?
#階段・坂 目黒区
目黒・富士見坂
所在地:目黒区目黒1-1と1-2の間 Google Map
Photo 2011.7.22
目黒川北東側の斜面に掛かる坂道からは富士山がよく見えるそうだ。ただ、目黒の富士見坂は江戸時代からそう呼ばれていたわけではないという。考えてみれば江戸時代のこのへんは江戸の市域のはずれ、都市の境界部で市街化も進んでおらず、坂でなくてもあちこちから富士山が見えていたのかもしれない。
現在、この富士見坂からは、周辺のビルに遮られてほとんど富士山は見えないという。しかしひとつ南側の無名の坂道からは今でもよく見えているそうだ。
目黒・富士見坂(坂下側から)
Photo 2011.7.22
急な坂道で傍らの標識には15%と書いてある。しかし手持ちの簡易傾斜計で測ってみたところ、下の方では24%(約13°)もあった。標識を立てる際にどのように測定して傾斜を出しているのか知らないので、この誤差の理由はよく分からない。
ここの坂の場合、測量の際に、坂道全体の長さと高低差から傾斜を計算すると、15%(約8°)になるのかもしれない。というのもこの坂は上部は比較的緩やかだが、下部はかなり急なのだ。平均すると15%だが、部分的には15%を大きく超える傾斜なのかもしれない。
トラックなどは急坂部分を上り下りするのにかなり苦労している。20%オーバーだと知っていたら通らないという車もあるだろう。写真のトラックは、下りてくる時に車の屋根が見えるほど下向きになっていた。荷下ろしのために坂の途中に停車したが、直線的な坂なのでブレーキが甘かったら一気に落ちてきてしまいそうだ。しっかり止めておくれよと願わずにいられない。