ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

分けつの時期を迎える「にこまる」

2012-07-13 | 米づくり(にこまる)
稲は夏が近づいてくるとぐんぐんと伸び、
種子から出た茎の根元から新しい茎が出てきます。
これを「分けつ」と言います。









1株で20本前後になると分けつは止まります。
一般的に植え付けられた1株の苗が3~4本とすると、
1本の苗の茎が5~6本になったら分けつは止まるということになります

周囲の誰もが思い思いで、毎年悩むのが1株の植え付け本数です。
私の理想は1株の苗は2~3本植え付けで、
田植え機械も出来るだけそのように設定します。

ところが機械のことですからきっちり2~3本を植えるのは無理な話です。
それに育苗箱に種の蒔き方にも左右され、
それはもう1本もあれば、2本のところもあり、
全く植え付けられなかったところもあれば、
逆にどかっと束になって植え付けられるところも出てきます。

そこで田植えの後に植え付けのチェックをして、
全く植え付けられていないところと、
1本だけ植えられたところは気持ち補植します。
1本だけではジャンボに食べられたら無くなってしまいますから・・
2本のところはどうしても足したくなるのですがグッと目をつむっています。

本来は薄めに間隔をあけて植え付けた方が良いいとは分かっていても、
成り行きで無頓着でいれないのが百姓の血を引いている証拠です。

手抜きをするわけではないのですが、
1枚の面積が広い田んぼは一々補植するなんて面倒ですから、
植え付け間隔を広くして1株を多く植え付けるようにしているところもあります。

1本の茎から、1本の穂が出ます。
茎が太いほど、大きくて長い穂が出来ます。
この大きくて長い穂には籾がたくさん出来ますから、
茎が太ければ太いほど、お米がたくさんとれるということになります。

今年も引き続き田んぼの隅で植え付け本数を変えた株で試験中です。


下の右から1本、2本、3本・・・と植えています。

随時、結果報告します。



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