まるみのあっちこっち巡り

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世界文化遺産 銀閣寺(東山慈照寺)

2013-03-03 07:00:33 | お出かけ 近畿


風雅が凝集された書院造の建物と名庭園は、
1482年、足利義政公が
山荘東山殿を造ったのが始まりです。

中学の修学旅行以来の訪問となります。





8代将軍義政公は、祖父の3代将軍義満公の
金閣(鹿苑寺)にならい、隠栖生活を過ごすため、
山荘東山殿を造営したのが、銀閣寺の発祥です。

義政公の法号慈照院にちなみ、後に命名されました。





国宝の東求堂

義政公の持仏堂。
一層の入母屋造り、檜皮葺きの現存する最古の書院造り。

北面東側の四畳半の同仁斎は、
東山文化を生み出す舞台となり、草庵茶室の源流、
四畳半の間取りの始まりといわれています。





展望所までのぼって撮った銀閣寺です。





禅宗・明文化の影響を受けた簡素な建築美の銀閣寺に
赤い寒椿の花が色を添えているかのようです。





雪の銀閣寺になってきました。
晴れたかと思えば、雪が舞うようなお天気でした。





国宝の観音殿(銀閣)

一層の心空殿は、書院風、二層の潮音閣は、
唐様仏殿の様式で、閣上にある青銅の鳳凰は東面し、
観音菩薩を祀る銀閣を絶えず守り続けています。





角度によって違う表情を見せてくれますね。
建物内部は通常公開されていません。

義政公が銀箔を貼り付けようとしたという
言い伝えは定かではなく、
本意は謎として残されています。
銀閣の完成を待たずして亡くなった義政公。

月光に浮かび上がる銀閣を目の当たりしたいような、
侘び寂びの禅空間のままがいいような。

京都市左京区

2013.1.4
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