まるみのあっちこっち巡り

ー32,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

童謡『あんたがたどこさ』発祥の地!? 日本三大東照宮 仙波東照宮

2015-07-20 11:46:43 | お出かけ 関東


緑に囲まれたこの先に日本三大東照宮があります。
他の二つは言わずと知れた日光、久能山、
これらに比べると地味な印象ではありますが…。





1617年、久能山から日光へ徳川家康の亡骸が移された際、
喜多院に一時安置され大法要が営まれました。

今年は、家康公没後400年ということで
ゆかりの地では、様々な催しがあるようです。

当時の住職、天海僧正は棺を留め置いた跡として
家康の像を造り、大堂に祀ったのが仙波東照宮の起こりで、
1633年に造営しましたが、5年後に大火により消失。

1640年に三代将軍徳川家光の命で、現在の社殿が再建しました。





「この紋所が目に入らぬか!!」

川越と徳川家は深いつながりがあったというわけです。

まるみの好きな時代小説 佐伯泰英著「居眠り岩音江戸双紙」
第32巻「更衣ノ鷹(下)」で、丸目歌女が仙波喜多院で決着をつけることを
岩音に申し出るシーンがあり、それを思い出しました。





美しい朱塗りの社殿に徳川家の威光さえ感じます。
こちらの本殿などは国の重要文化財です。
普段は公開されていませんが、
拝殿には国宝の岩佐又兵衛筆三十六歌仙絵額があります。

童謡『あんたがたどこさ』発祥の地とも言われます。

仙波山にはタヌキがおってさ

史実として戊辰戦争時に、薩長軍が東征軍として彰義隊の
残党である振武隊を追って川越城に進駐し、
城に隣接する仙波山に駐屯していたそうです。

熊本が発祥の地と思っていましたが、
熊本には仙波山というのはないのだとか。
 
埼玉県川越市小仙波町1-21-1

2015.6.20
コメント