パリの駅に置かれた1台のYAMAHAのピアノ。
誰でも自由に弾くことができるそのピアノを弾くのが、
楽しみなピアニストとしの天賦の才能を持つ
主人公マチューの物語です。
NHKの「ドキュメント72時間」でも
同じようなシュチエーションがありましたが、
それぞれリアルでドラマティックで印象に残ります。
映画は、ファンタジーでもあり、
このように誕生するピアニストがいたら素敵と
憧れるような夢見るような物語でした。
主人公マチューを演じるのは、フランス映画界の新鋭の
ジュール・ベンシェトリが満を持して初主演。
何しろ家系がスゴイ、波乱万丈な人生を送りそうな気配も。
セーヌ川やノートルダム大聖堂などパリの美しい街並み、
そして、本編を彩るクラシックの名曲の数々。
バッハにショパンにラフマニノフ・・・
こんなサクセスストーリーがあっても良いわ。

監督・脚本:ルドヴィク・バーナード
主演:ジュール・ベンシェトリ/ランベール・ウィルソン/
クリスティン・スコット・トーマス
2018年/フランス・ベルギー/106分
ヒューマントラストシネマ有楽町
2019.10.7