名家のご令嬢とチャーミングな噓つき男の
19世紀のブルゴーニュを舞台にした
オトナのロマンチックコメディー。
妹のために姉がついたうそが思わぬ騒動に発展。
『アーティスト』でオスカー受賞のジャン・デュジャルダンが
白馬にまたがり、赤い軍服姿で登場します。
これがもうハマるハマる彼以外考えられないというくらいに。
コメディーの脚本も書くジャン・デュジャルダンですが、
嘘の手紙から生まれた偉大なる英雄を演じています。
彼の表情、所作の一つ一つに見入ってしまう、
そして、ニヤリ、ウフフ、クスクス・・・。
現代には通用しないことが多いのですが、
ナポレオン戦争の時代のことですから
嘘を見抜けないのも仕方がないのかもしれません。
富裕層の間ではこのような時を過ごしていたのかも

フランスの風景にホンモノのお城を使用してのロケ、
華やかなドレス、豪華絢爛で非日常を味わえます。
「ダイヤモンド鉱山のねずみ講」の話は

でも、こうして財産を失う人も少なくはなかったのでしょう。
フランスの古城巡りをしたことがありますが、
城の一つ一つに面白いエピソードがあるものです。
どこまで本当なのかはわかりませんが・・・。
監督:ローラン・ティラール
出演:ジャン・デュジャルダン/メラニー・ロラン
2018年/91分/フランス
ヒューマントラストシネマ渋谷
2019.10.24