江戸時代には紀州徳川家、
明治時代には佐賀の鍋島家が所有し、
現在は渋谷区の区立公園として
整備されている鍋島松濤公園です。
今では渋谷区上空も旅客機が飛んでいますが、
鍋島家が所有していた明治9年には、
失業した武士の救済策として茶園を開き
「松濤(しょうとう)」の銘で茶を売り出しました。
明治も中頃になると茶畑から「鍋島農場」へと変わり、
大正末期には、松濤地区の大地主・鍋島家の
農場の宅地化と分譲が始まります。
「忠犬ハチ公」の飼い主だった上野英三郎博士も
現在の渋谷区松濤1丁目に住んでいました。
木々に囲まれた池はこの界隈では珍しい湧水池。
水車も設置されており、池のほとりにはベンチがあり、
散歩の途中でひと休みしたいところですが、
空きがありませんでした。
湧水地を中心とする一画が児童遊園として公開され、
元気に遊ぶ子どもたちの姿が微笑ましいです。
桜が咲く時期には多くの人が花見に訪れるなど
幅広い年齢層の人々に愛されています。
JR・私鉄・地下鉄「渋谷駅」徒歩約12分、
閑静な住宅街の中にある公園です。
東京都渋谷区松濤2-10-7
2021.2.13