碑は、「いしぶみ」とも読み、建造物の歴史などを
記念に残すために文にして石に彫ったものです。
日本中に様々な碑がありますが、その中で最も古く、
歴史的価値の高いものを日本三古碑といい、
多賀城碑のほかに群馬県の多胡碑、栃木県の那須国造碑、
京都の宇治橋断碑が三古碑と呼ばれています。
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江戸時代初期の1658~1672年の発見とされ、
土の中から掘り出されたとか、
草むらに埋もれていたとか。
発見当初から歌枕の一つである
壺の碑であるとされ著名となりました。
俳人松尾芭蕉が1689年に訪れたことが
『奥の細道』で紹介されています。
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江戸時代から保護のための覆堂の中に入れられ、
場所は古代の多賀城南門の前にあります。
復元模型が東北歴史博物館に展示されています。
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石材は花崗砂岩、高さ約1.96m、幅約1m、厚さ約50cm。
その一面を平らにして字を彫ってあり、
額部には「西」の字、11行140字の碑文が刻まれています。
平城京、下野などからの多賀城までの距離、
大野東人が神亀元年に多賀城を創建し、
後に修理されたことなどが記されています。
宮城県多賀城市大字市川
2005.4.30