布文化と浮世絵の美術館 アミューズミュージアム。
Photo OK! Touch Ok!
新しいタイプのミュージアムが、浅草に3年前にオープン。
「BORO 美しいぼろ布展」を開催中。
かつて布が希少なものだった青森の村々では、
一着の着物を何世代にも渡って着ることが当たり前でした。
ほころびにはツギ当て、過酷な風土から身を守るため
刺し子を施して補強し、それでも使えなくなると
細かく裂いて織り、新しい布に姿を変えるのです。
日本人は何を失い、何を守ってきたのか?
「エコ」や「循環型社会」という言葉が生まれる前、
物質的には貧しかった時代は、自然の摂理の中で
当たり前にしてきたからこそ
そのような言葉も必要なかったといえます。
おむつは4、5枚あれば良いほうで、
使い古して柔らかくなった布を重ねつなぎあわせたとか。
今では驚きのエコな生活を近代までしていたのです。
「布を切るのは肉を切るのと同じこと」
それだけ大事に布と向き合って生きてきたのです。
クローゼットの中を見渡せば、
自分がしていることが恥ずかしくなります。
BOROが有難いものに見えてきました。
使い捨て文化を本気で見直そうと思いました。
階段には東海道五十三次の浮世絵。
1階の浮世絵シアターでは、デジタル画像の浮世絵、
超精密デジタル映像作品が公開されています。
特筆すべきは、この浅草展望デッキ、
屋上から浅草寺とスカイツリーの眺望が楽しめます。
アミューズ ミュージアム
東京都台東区浅草2-34-3 二天門前
10:00~18:00
入館料 一般1000円
2012.6.27
Photo OK! Touch Ok!
新しいタイプのミュージアムが、浅草に3年前にオープン。
「BORO 美しいぼろ布展」を開催中。
かつて布が希少なものだった青森の村々では、
一着の着物を何世代にも渡って着ることが当たり前でした。
ほころびにはツギ当て、過酷な風土から身を守るため
刺し子を施して補強し、それでも使えなくなると
細かく裂いて織り、新しい布に姿を変えるのです。
日本人は何を失い、何を守ってきたのか?
「エコ」や「循環型社会」という言葉が生まれる前、
物質的には貧しかった時代は、自然の摂理の中で
当たり前にしてきたからこそ
そのような言葉も必要なかったといえます。
おむつは4、5枚あれば良いほうで、
使い古して柔らかくなった布を重ねつなぎあわせたとか。
今では驚きのエコな生活を近代までしていたのです。
「布を切るのは肉を切るのと同じこと」
それだけ大事に布と向き合って生きてきたのです。
クローゼットの中を見渡せば、
自分がしていることが恥ずかしくなります。
BOROが有難いものに見えてきました。
使い捨て文化を本気で見直そうと思いました。
階段には東海道五十三次の浮世絵。
1階の浮世絵シアターでは、デジタル画像の浮世絵、
超精密デジタル映像作品が公開されています。
特筆すべきは、この浅草展望デッキ、
屋上から浅草寺とスカイツリーの眺望が楽しめます。
アミューズ ミュージアム
東京都台東区浅草2-34-3 二天門前
10:00~18:00
入館料 一般1000円
2012.6.27