’08/02/16の朝刊記事から
「ゆとり」30年ぶり転換 新学習指導要領案
理数中心に授業増 伝統や道徳も重視
円周率「3.14」復活
文部科学省は15日、教育課程の基準となる小中学校の学習指導要領改定案と幼稚園の教育要領改定案を公表した。前回1998年度改訂の指導要領で掲げた「生きる力」の理念を継承。小中学校の算数・数学、理科を中心に前回削除した単元を復活させるなど指導内容を増やすとともに観察・実験を充実させ、知識の習得と活用力の育成を図る。授業時間数は小中学校とも30年ぶりに増やし「ゆとり教育」から転換。一昨年の教育基本法改正後の改訂で、伝統や文化に関する内容を盛り込み、道徳教育も充実させる。