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 何年か前の新聞記事 070110

080221 袋から高濃度殺虫剤

2012-12-13 21:08:57 | 社会

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’08/02/21の朝刊記事から

袋から高濃度殺虫剤 ジクロルボスほか2種類も微量
宮城で回収 天洋「餃子」


日本生活協同組合連合会(日本生協連)は20日、昨年6月3日に中国・河北省の天洋食品が製造し、みやぎ生協(仙台市)が昨年10月に販売した「CO・OP手作り餃子」の袋から、猛毒の有機リン系殺虫剤「パラチオン」1.6ppmと「パラチオンメチル」1.1ppmを検出したと発表した。また「ジクロルボス」も180ppmと高濃度が検出された。

中国製ギョーザ中毒事件に関連し、パラチオンとパラチオンメチルが検出されたのは初めて。

関係者によると、パラチオンとパラチオンメチルは日本国内では1971年に使用禁止になっており、中国で混入したり付着したりした可能性が出ている。

中国でも2007年から使用が禁止されたが、以前は一般的な農薬だったという。

パラチオンは、毒劇物法で「特定毒物」に指定され、学術目的などを除いて使用が禁じられている。

厚生労働省によると、残留農薬基準はキャベツでジクロルボスが0.1ppm、パラチオンが0.3ppm、パラチオンメチルが0.2ppm。

日本生協連によると、問題のギョーザは、みやぎ生協が昨年10月8日、共同購入の組合員に販売。組合員は「10月26日に食べようとしたが、薬品のような異臭がして、焼いて少し食べたら薬品のような味がした」と食べ残したギョーザと袋を返品した。

昨年6月3日製造の商品は全国31生協に8820袋が流通したが、大半は回収されずに消費されたとみられる。