’08/03/17の朝刊記事から
ソンミ大虐殺から40年
生存者や元米兵 現場跡で追悼式 ベトナム
【ティンケ(ベトナム中部クアンガイ省)16日共同】ベトナム戦争中の1968年に当時の南ベトナム・クアンガイ省の旧ソンミ村(現ティンケ村)で、米軍が無抵抗の女性や子供ら504人を殺害した「ソンミ村虐殺事件」から40年の16日、事件現場跡の記念館で追悼式典が行われた。
奇跡的に殺害を逃れた生存者や元米兵、地元住民ら数千人が参加した。
式典には「一部の住民を救った」として知られる元米兵のローレンス・コルバーン氏(58)も参加し「残虐行為が行われたこの日のことを米国民は忘れてはならない」と強調した。
虐殺事件記念館によると、遺体の下で気を失うなどして難を逃れた生存者は20人ほど。
うち7-8人が今も村で暮らすが、大半は70-80代で「米兵への憎しみ」を語る人は少ないという。