'07/05/14の朝刊記事から
タリバン幹部死亡 アフガン掃討作戦
【カブール13日共同】アフガニスタンに展開する北大西洋条約機構(NATO)率いる国際治安支援部隊(ISAF)は13日、旧政権タリバン最高指導者オマル師の側近で駐留外国軍への攻撃を指揮するなど、タリバンの軍事作戦の最高責任者であるダドゥラ司令官が死亡したことを明らかにした。
司令官は同国で相次ぐ外国人拉致にも関与、自爆テロ要員の訓練を行っていたとされ、ISAFや米軍が行方を追っていた最重要人物の1人。
各地で外国軍やアフガン治安部隊への自爆攻撃を繰り返し、攻勢を強めているタリバンにとって大きな打撃となるとみられる。
ISAFが発表した声明によると、ダドゥラ司令官は、南部で米軍が主導しISAFも参加した掃討作戦で死亡した。
南部カンダハル州知事によると、12日夜にあったドウヘルマンド州での戦闘で死亡したという。
司令官の遺体はカンダハル州に移送された。