’08/06/04の朝刊記事から
クリントン氏敗北宣言か
米大統領予備選 AP報道、幹部否定
【ワシントン3日三浦辰治】米CNNテレビは3日、AP通信の情報として、米大統領選の民主党候補指名争いで、ヒラリー・クリントン上院議員(60)が予備選最終日の同日夜(日本時間4日午前)にニューヨークで開く集会で敗北を宣言し、オバマ上院議員(46)を大統領候補として認める方針を固めたと報じた。
クリントン陣営の複数の幹部が明らかにしたという。
歴史的な長期戦となった民主党候補指名争いは、オバマ氏の獲得代議員数が最終日のモンタナ、サウスダコタ両州予備選を残して、総代議員の過半数2,118人まで40人余りに迫り、指名獲得は時間の問題となっていた。
このため、クリントン氏がいつの段階で敗北を認めるかが焦点だった。
ただ、この報道について、クリントン氏の選対最高責任者マコーリフ氏は同日、「不正確だ。情報源とされる陣営幹部がいったい誰なのか、見当もつかない」などと全面否定している。