’08/08/31の朝刊記事から
タイ 反政府運動が激化 プーケット空港も占拠
【シンガポール30日斎藤正明】タイのサマック首相退陣を求める市民団体「民主市民連合(PAD)」による首相府占拠は30日も続き、国政に影響が出始めた。
観光地プーケットなどの空港も占拠され、使用不能に追い込まれた。
労働組合の一部にもPADに同調する動きがある。
サマック首相が「力による排除」を否定していることもあり、抗議行動は強まる一方になっている。
チャムロン元バンコク知事らが率いる反タクシン元首相派のPADは「サマック政権はタクシン氏の傀儡」と主張。
26日に首相府敷地内に突入し、30日も約1万5,000人を動員して座り込みを続けた。
一部は建物を破壊し、首相執務室にも侵入した。