’08/05/26の朝刊記事から
陸自施設部隊派遣へ
スーダンPKO 数百人規模検討
政府は25日、スーダン南部で展開中の国連平和維持活動(PKO)スーダン派遣団(UNMIS)へ、道路整備などに当たる陸上自衛隊施設部隊を参加させる方向で調整に入った。
国連からの要請を受けたもので、新たな人的貢献により「平和協力国家」の実績づくりを図る。
7月か8月にUNMIS司令部に自衛官4、5人を先行派遣した上で最終的に決定する。
政府関係者が明らかにした。
福田康夫首相は7月の北海道洞爺湖サミットで、日本がUNMISへ積極関与していく方針を表明する。
1回の派遣は数百人規模になる可能性が有り、2002年から約2年間、施設部隊が参加した東チモールPKO以来の本格的な部隊派遣になりそうだ。
関係者によると、これまで慎重姿勢だった防衛省が、スーダン南部の比較的安定した治安情勢などから、部隊派遣が可能との判断に転換。
6月にも外務、防衛両省と内閣府国際平和協力本部による現地調査団がスーダンの首都ハルツームにあるUNMIS司令部などを視察することになった。
陸自施設部隊の派遣に関し、国連側は①道路整備②地雷除去③施設建設ーの三つの活動が可能か否かを日本に打診してきている。
カンボジアPKOでの実績などから道路整備が中心になる見通しだ。