’08/09/19の朝刊記事から
河野衆院議長が引退表明
河野洋平衆院議長(71)=神奈川17区、自民党を離脱中=は18日夜、地元の神奈川県箱根町のホテルで記者会見し「70歳を超えた。体調が必ずしも万全ではない」と、今期限りでの政界引退を正式に表明した。
後継には大学の客員講師の牧島かれん氏(31)を挙げ、会見に同席させた。
同氏の父親は、河野氏と親しい自民党の神奈川県議。
今月初め広島市で開かれ、自ら議長役を務めた主要8カ国(G8)下院議長会議(議長サミット)に触れ「念願だった」と述べ、引退の契機になったことを明かした。
派閥を継いだ麻生太郎幹事長が立候補した自民党総裁選には「一切コメントしない」とした。
会見には長男の河野太郎衆院議員(45)らも出席。
衆院議長に就く前年の2002年4月に、太郎氏から肝臓の一部の提供を受けた生体肝移植を振り返り「命をもらって一生懸命仕事をした」と述べ、太郎氏を見やり笑顔をのぞかせた。
撮影機材
Kodak Kodak DC4800