Kodak DC4800
‘08/05/09の朝刊記事から
「帰れると信じてた」
イエメン誘拐 解放の2人会見
【サヌア8日共同】イエメン西部マーリブを旅行中に誘拐された後、無事解放された東京都杉並区の三島慶子さん(41)と福岡市博多区の遠藤志津子さん(44)が8日、首都サヌアで記者会見し、拘束中に転々と移動させられたことなど、約7時間半にわたった事件の詳細を語った。
2人は会見の冒頭で「無事戻れて良かった。日本の多くの方にご心配をかけ、大変申し訳なく思っています」と語った。
犯人グループは2人に暴力をふるうこともなく、三島さんは「命の危機を感じることはなかった」、遠藤さんは「(無事に)帰ってこれると信じていた」と話した。
三島さんらによると、2人は7日午後4時半(日本時間7日午後10時半)すぎ、マーリブの観光地のダム近くで拘束された。
2人が乗った車に、犯人グループが別の車で近づいて運転手に銃を突きつけ、車ごと乗っ取った。
その後、車で約20分走った後、屋外に毛布を敷いたような場所を歩いて転々とさせられた。
夜半に解放される直前には小さな部屋にいるよう命じられた。
そのころ周囲には20~30人いたという。
2人は海外旅行を通じ、約10年前に知り合った。
中東には2,3回訪れたことがあるという。