’08/06/07の朝刊記事から
米牛肉問題で秘書官ら辞表 韓国大統領府
【ソウル6日井田哲一】韓国大統領府の首席秘書官7人全員と報道官が6日、米国産牛肉の輸入再開問題で、国民の猛反発を招いた責任を取り、柳佑益大統領室長に辞表を提出した。
柳室長も同日、李明博大統領に辞意を伝えた。
辞表を出した李東官報道官は「(反対運動が激化する)今の状況を放ってはおけず、責任を痛感している。国民の考えは理解している」と説明した。
聯合ニュースは、「李大統領が、何人か選んで辞表を受理することになるだろう」との見方を伝えた。
また、韓昇洙首相ら閣僚全員が辞表を提出する可能性も指摘した。
6日も国民の抗議行動は続き、ソウル市内では昼に約3千人がデモ行進したほか、夜には約5万人が参加する集会が開かれた。