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'07/04/28の朝刊記事から
エリツィン氏国葬で特使派遣せず
麻生外相、反省の弁 衆院外務委
麻生太郎外相は27日の衆院外務委員会で、モスクワで25日に行われたロシアのエリツィン前大統領の国葬に特使を派遣しなかったことについて「反省の一つに当たる」と述べ、配慮が足りなかったとの認識を示した。
麻生外相は、特使の候補として森喜朗元首相を想定していたことを明らかにした上で、「(ロシア側から)葬儀の日時の通知を正式に受けた時点で、間に合う飛行機(民航機)がなかった。チャーター便も手続きに時間がかかり、物理的に間に合わなかった」と弁明した。
一方麻生外相は、「政府専用機のような大きいものでなく、数十人乗りの小さなチャーター機を考えるべきだ」と述べ、機動性のある小型の政府専用機導入の必要性に言及した。
いずれも公明党の丸谷佳織氏の質問への答弁。
エリツィン前大統領の国葬で、日本からは斎藤泰雄駐ロ大使が参列した。
しかし他の各国からは、米国のクリントン前大統領と現大統領の父親のブッシュ元大統領、英国のメージャー前大統領など、要人が相次ぎ駆け付け、駐ロ大使にとどめた日本と各国の対応の違いが目立った。