鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

ゲストハウス

2020-06-21 | どうでしょうロケ地


令 和 元 年 神 無 月 十 九 日 ( 土 )

午 後 七 時 十 分

J R 鳥 取 駅





JR鳥取駅に到着。
この日は早朝の竹田城登山に始まり、急きょ向かうこととした福知山城、そして雨降りしきる出石城の3城を制覇しました。
もはや気力も体力も尽きかけており、さっさと宿屋に向かいたいところです。



「鳥取へようこそ」
展示されているしゃんしゃん踊りの巨大な傘をじっくり眺める余裕はありません。



今宵のお宿のある鳥取駅北口へ。



宿に向かう前に、駅ナカので食糧を確保しておきました。
この日はとくに疲れていたので、食事のために街に繰り出すことさえも億劫になっていたのです。
パンは、私がよく食べるちぎりチョコパン
そして飲み物は、コーヒー牛乳コーヒー豆乳の2本です。

コーヒー豆乳は、「すなば珈琲 コーヒー味豆乳」
愛知県岡崎市に本社を構える味噌・豆乳製造会社マルサンアイが、鳥取の「在来種」というべきすなば珈琲監修のもとでできた商品で、マルサンアイの鳥取工場で生産されているということで、土地土地のものを賞味するという今回の旅のテーマにうってつけの飲み物です。

コーヒー牛乳は、「白バラコーヒー」
鳥取県のすべての酪農家が組合員となっている大山(だいせん)乳業農業協同組合の商品で、「最強のコーヒー牛乳」の呼び声も高いとか。
これまた土地土地のものを賞味するという今回の旅のテーマにうってつけの飲み物といえますね。


さて今宵の宿は、表題にもあるとおり「ゲストハウス」

じつは旅立ち前にホテル予約サイトで鳥取の宿を検索していたおり、駅からやや遠いところにあるビジネスホテルを予約していました。
その後再度サイトで検索をしたところ、ゲストハウスというのが私の眼に止まったのです。
「ゲストハウス」というのが気にかかるところでしたが、個室で予約できるということ、それに駅近だし、宿泊料金も安くなるので、ビジネスホテルから鞍替えしたのでした。

このとき私は、ゲストハウスの恐ろしさを理解していなかったのです・・・。



鳥取駅北口から徒歩5分、ゲストハウスに到着。
中に入ると・・・1階はパブになっているのか。
チェックインを済ませて、客室のある2階へ・・・ううむ、なんと窮屈な感じ。

2階に上がると・・・これまた窮屈な感じの交流スペースとかいう空間
テーブルには、メガネをかけた30代くらいの男がリンゴのノートPCを開いて、何かやっている模様。
私は宿泊者との交流などするつもりはなかったので、そそくさと私の個室に入っていきました。



ダブルベッドがひとつあるだけの部屋。
この部屋が、今宵の私の寝床となります。
ここはゲストハウス。
テレビもねぇ~ラジオもねぇ~とかいう吉幾三御大の唄どことではない、テーブルひとつありません。
ダブルベッドが部屋の3分の2を占めており、とにかく狭く圧迫感を感じてしまうほど。
クローゼットもない、トイレもシャワーも共用。
そして飲食は交流スペースですることになっており、個室での飲食は禁止されています。


はぁぁぁ・・・宿屋を変更しなければよかった。


Tシャツにおパンツのラフな格好となった私は、他の宿泊者と交流する気など全くなかったので、エアコンをガンガンかけて部屋に閉じ籠りました。
そうだ、手持ちの資料とともに、翌日の予定を確認しておかねば。

JR鳥取駅から路線バスに乗車し、鳥取砂丘へ。
  鳥取駅前 7時00分発 → 砂丘東口バス停 7時20分着
・鳥取砂丘に約1時間ほど滞在し、その後鳥取城を登城。
  砂丘東口バス停 8時52分発 → 西町バス停 9時04分着
・鳥取城を約2時間かけて登城し、JR鳥取駅に戻って、適宜昼食をとる。
  西町バス停 11時18分発 → 鳥取駅前 11時26分着
・鳥取駅からJR因美線・若桜鉄道を経て、若桜(わかさ)鬼ヶ城へ向かう。
  鳥取駅 12時21分発 → 若桜駅 13時08分着

日本100名城の鳥取城、続日本100名城の若桜鬼ヶ城は、どちらも山城。
翌日は山登り2連発があるので、鋭気を養っておかねばなりません。
若桜鬼ヶ城の最寄駅・若桜駅への列車は本数がかなり少なく、山登り&下山を考えると、鳥取駅12時21分発の列車が最後となりそうです。
次発列車は若桜駅15時09分着となってしまうので、山を登り始める時刻としては現実的ではありません。

そして若桜駅から発車する列車は、15時16分発、16時13分発、17時29分発、18時48分発のどれかになりそうです。
15時16分発の列車は、若桜鬼ヶ城の登城を強行軍で行わなければなりませんが、境港へ寄り道することができます。
16時13分発の列車は、境港への寄り道ができなくなりますが、若桜鬼ヶ城が余裕をもって登城でき、またお宿のある松江に問題なく到着できます。
17時29分発の列車も同様ですが、これは松江に到達できる最終列車となります。
18時48分発の列車は、これに乗ってしまうと特急を使わないと松江に到達できない、いわば非常手段といったところ・・・できればあまり使いたくない手です。


これにて準備は万端、あとは休んで鋭気を養うだけ・・・。
・・・部屋の壁が薄いようで、隣りの部屋から話し声がよく聞こえてしまいます。
・・・・・・・・・柏でお留守番の女王様に、LINEで思いっきり愚痴をこぼし、夜は更けていきました。


これが、ゲストハウスなんですね。




令 和 元 年 神 無 月 廿 日 ( 日 )

午 前 六 時 三 十 二 分

J R 鳥 取 駅




「鳥取の街、何もないですね! まぁ二度と来ないから、いいでしょう!」



水曜どうでしょうでは、「サイコロの旅3」ミスターが鳥取をこのようにこき下ろしています。
東京からのサイコロ1投目で、深夜バス「キャメル号」鳥取行きが出てしまい、おそらく疲労困憊で鳥取の地に下り立ったどうでしょう班。
DVDでの藤村Dの解説によると、鳥取に着いた彼らは市内の喫茶店で食事をすることとしたのですが、その店内でサラリーマン風の男とスナックのママのような女が大声でしゃべっていたようで、ミスターの心証を大いに害したのだそうです。



私も鳥取のゲストハウスにお見舞いされてしまったわけですが、この日はさらに鳥取さんに翻弄されてしまったのです。


今回の旅の教訓・・・

メシより宿!
ゲストハウスよりビジネスホテル!







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