【言いたい放談】偽善者と俗物が幅を利かすドイツの未来とは?[桜H30/2/8]
今回は、ようやく連立の合意が成立したドイツの政権構成を中心に、ポリティカルコレクトネスとナチズムの類似点などについても話し合っていきます。(動画の解説)
★ 多忙でブログ更新できなかった。そして土曜日は雨の中をピアノのコンサートに行った。
知人のG氏で音楽学者・ピアニスト・作曲家・ドイツ文学研究者をひとりで兼ねている人のリサイタルで、プログラムはショパン・シューベルト・シューマン・そしてG氏の作品を演奏。
ショパンの時は驚いた。彼は音大出身ではなく名門の(旧帝大)卒業、(ピアノは別にプロの腕前を持っている)専門はドイツ文学でそれを大学で教えているが、ドイツ的なショパンだった。ショパンはフレージングが独特であり、ドイツ音楽とはほど遠い。しかも大きな手で大音量で猛烈に弾く。
場違いな気分だった・・・そして雨の中をトボトボと帰った。帰宅してからクライン孝子氏の「言いたい放談」を視聴。ドイツの建前の強さ、そしてそれをノーと言いにくい戦後の事情、国民の本音、クライン女史はそれをドイツの苦悩とそれをさらに苦しむドイツ人の「本音」と少しづつ動く世情を語る。
ドイツと日本は少し違うが戦後を引きずって苦しんでいるし、祖国への愛と防衛を考えている人たちの動きが増してきているのも共通したものがある。
詳しくはクライン女史のお話を聴いて、とお勧めするが、クライン女史のお話もそれらの歴史と国民の感情を察知して聴くと「なるほど・・・」と思う。
ポーランドは、また別の苦悩があり、それはソ連(当時)のことも大きい。ポーランドもあの戦争でタブーに苦しんでいるし、それを言えない、しかし感づいているらしい。なかなか書きにくいことだが。
ブログのティールーム
本日はヴァーグナー「ローエングリン」より第3幕の前奏曲
Richard Wagner: Lohengrin - Prelude to Act lll. BBC Proms