ヨーロッパの素早い動き、米を警戒。
防衛力の強化でドイツが憲法改正へ…債務ブレーキ緩和で主要各党が合意
【ベルリン=工藤彩香】ドイツの次期首相候補で中道右派・キリスト教民主同盟(CDU)のフリードリヒ・メルツ党首は14日、国防費増額に向けた財政緩和を巡り主要各党の合意を得たと発表した。欧州の安全保障を巡り米欧の溝が深まる中、防衛力の強化を急ぐ。財源確保が課題だったウクライナへの追加軍事支援にも道が開ける。法案は18日に採決される。
財政規律を重視するドイツでは、財政赤字を国民総生産(GDP)の0・35%未満に抑える「債務ブレーキ」が基本法(憲法)で定められている。CDUや連立協議を進める中道左派・社会民主党(SPD)などが議会に提出した財政緩和法案では、国防予算の債務ブレーキを緩和する。経済成長のため5000億ユーロ(約80兆円)のインフラ(社会基盤)投資向け特別基金も創設する。
実現には、連邦議会(下院)の3分の2以上の賛成を得て基本法を改正する必要があり、緑の党の協力が不可欠だった。連立協議に参加しない緑の党は反対していたが、メルツ氏が特別基金の2割を気候変動対策に充てる大幅譲歩を提示したことで賛成に転じた。
メルツ氏は14日、「我々は自らを守る能力と準備がある。ドイツは戻ってきた」と記者団に述べ、欧州安保への貢献を強調した。
NATO首長の面前で…トランプ氏、NATOが守るグリーンランド「手に入れる」
トランプ大統領は激しい「関税戦争」を繰り広げているカナダと欧州連合(EU)に対して露骨な反感を示した。カナダについては「カナダは米国を必要としているが、米国は彼らのエネルギーも木材も必要ではない」とし「とにかく私たちの最も偉大な州の一つになるだろう」と述べた。
EUについては「私たちは彼らの一方通行路と同じだ」とし、「EUは非常に意地悪だ」と非難した。特に、これまで数回言及してきたデンマーク領グリーンランド併合構想に対する質問に「私はそうなると思う」とし、「私たちは国家安保のために、国際安保のためにそれを必要とする」と答えた。NATOの首長が隣にいる場で、NATOの集団防御対象に含まれているグリーンランド併合への意欲を隠さず示したのだ。(全文は上記のタイトルをクリックでご覧になれます)
ブログ主・・・誇り高いドイツが帰ってきた、といえば聞こえは良いが、ドイツ国内ではメルケル元首相が国会にもかけず、ひとりで決めた無制限の移民難民の受け入れで、国内の治安や経済が正常とはいえなくなった現実がある。
トランプはヨーロッパと組む考えは薄いだろう。毎日独自路線を発表し続けている。
心配なのはトランプの独裁だ。それにバンスやルビオなども結束が怪しい。しかし世界観は薄い。
ドイツは過去のナチス政権でホロコーストの罪悪で、自由な発言は封じられ、オペラなどの演出も音楽とはなんら関係ない一方的な「特別な」もので本来その作品の芸術性をゆがめてきたのを、不当とは言えなかった。
一度、ドイツは他国の言いたい放題に「ではドイツ軍の強さをみせてやろうか」と言ったことがある。
私もその記事を読んだが、ドイツ人の戦後からの贖罪意識を少しだけ緩めた発言で、これはナチスのことではなく、ドイツの一般的な誇りを少しだけ言ったものだと思った。
日本はホロコーストとは無縁だ。しかし日独伊とも敗戦国は苦しい立場にある。
ここで、教科書問題で有名な藤岡信勝氏のサイトでこの日曜日に講演会があるという。
東京であり、明日なので私は行けないが、YouTubeにしてほしいと思った。
しかしそれは実現しないだろう。
これがそのポスター。
★ 高橋史郎氏のお名前は知っていたが、実際に講演会など行ったことはない。
かつてこんな講演をされていたという。動画を聴いたが、お話が上手とは言えない。
しかもこれは「前編」だ。キーとなる「後編」は有料だから聴けない。
左右を超える/「内なる戦後」を超える 〜髙橋史朗オーラルヒストリー〜 前編
ブログのティールーム
★ドイツを救おうとしてやってきた騎士ローエングリン。ここは大変華やかで勇壮。
しかしフィナーレでは絶望して帰る。この別れの場面が大変美しく切ない。
オペラ「ローエングリン」登場の場です。1928年録音。
演奏が素晴らしい。ハンガリー出身のテノール、ジーギスムント・ピリンスキ主演。
Wagner - Lohengrin Act I finale with Sigismund Pilinsky (1928)
貴重なジーグスムント・ピリンスキの美声が聴ける。