今日のひとネタ

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VIVA!品格

2008年01月22日 | 日記・雑記・ただの戯言
 本屋で「親の品格」という本を見てブホッと吹き出してしまいました。今の世の中、品格を感じる人や出来事を探すのは難しいかもしれませんが、品のないものを目にするのは簡単です。いまだに「品格」とつけりゃいいと思ったバカな本を見て吹き出してしまったと。

 「こんなもん出版するのはどこのバカだ?」と思ったら、これが「女性の品格」の作者の坂東眞理子氏。どおりで並べて置いてあるわけですわ。

 私は何が嫌いかといって「他人のふんどしで相撲を取る」「人の尻馬に乗る」「二匹目、三匹目のどじょうを狙う」という行為を見るたびムカムカ来て、一時期「磯野家の秘密」とか「ドラエモンの謎」とかそういう本ばっかり出た頃は本屋に行くのも嫌でした。(「○○する理由(ワケ)」とかいうタイトルの本もやたらとありましたが、こちらは今も週刊誌の見出しに多いような)

 そういうわけで、そもそも「国家の品格」の尻馬に乗った二番煎じがヒットして、今度はその二匹目のドジョウを狙うという人のどこに品格を感じればいいのやら。

 ためしにamazonにて「品格」で検索してみたら上位に出てきた本は、女性の品格、親の品格、会社の品格、国家の品格、腐女子の品格、ヤマダ電機の品格、池田大作の品格、男の品格、子どもの品格、父親の品格、日本人の品格、話し方の品格、企業の品格、恋の品格、上司の品格、人間の品格、教育の品格、社長の品格、仕事の品格、おやじの品格、朝めしの品格、総理の品格、などなど。

 よくまぁ皆さん考えますね。「質の良い二番煎じは二番煎じとは言われない」という意見もありますが、少なくとも「本のヒット=品格がある」という事にはなりませんので安易な商売を考えた時点でダメです。ただ、この中では「おやじの品格」と「朝めしの品格」がちょっと魅力だったり。

 とはいえ、今日は「品格」という言葉を使うとアクセスが増えるかも、という下心が見え見えの書き込みでした。それにしても「親の品格」ってのはやたらと語感が悪くないですか?