年末に図書館から借りた本の一冊が「永遠の1/2」(佐藤正午著)。面白いのですが何しろご覧の通りの字詰まり。古い文庫なので字も小さいのでかなり手ごわいです。最近は「1ページ30秒くらい」と豪語してましたが、今回はとてもそんなペースでは進みません。
文章の中に結構味わい深い表現が多いので楽しいのですが貸し出し期限は明日。残り約50ページ。ようやくゴールが見えました。ちなみにこの作品は昭和59年1月に集英社から刊行されたそうです。物語は昭和55年の話なので当然携帯電話なんてものはありません。だからこそのすれ違いとか音信不通とかが成り立つんですよね。
まぁとりあえずラストスパートと。どういう話か解説しますと、文庫本の裏表紙によれば「27歳、田村宏。“失業したとたんツキがまわってきた”とはいうものの競輪の儲けで暮らす失業者…。競輪場でやけに脚のきれいな元人妻・良子と知り合うが、その頃から宏そっくりの男が街に出没、次々に奇妙な事件に巻き込まれていく。」というもの。最初に予想したよりはややこしい話に展開してきて意外な感じです。
主人公の語り口が、昨年読んだ「太陽の塔」に若干通じるものがあって面白いです。どうですか、お客さん。
文章の中に結構味わい深い表現が多いので楽しいのですが貸し出し期限は明日。残り約50ページ。ようやくゴールが見えました。ちなみにこの作品は昭和59年1月に集英社から刊行されたそうです。物語は昭和55年の話なので当然携帯電話なんてものはありません。だからこそのすれ違いとか音信不通とかが成り立つんですよね。
まぁとりあえずラストスパートと。どういう話か解説しますと、文庫本の裏表紙によれば「27歳、田村宏。“失業したとたんツキがまわってきた”とはいうものの競輪の儲けで暮らす失業者…。競輪場でやけに脚のきれいな元人妻・良子と知り合うが、その頃から宏そっくりの男が街に出没、次々に奇妙な事件に巻き込まれていく。」というもの。最初に予想したよりはややこしい話に展開してきて意外な感じです。
主人公の語り口が、昨年読んだ「太陽の塔」に若干通じるものがあって面白いです。どうですか、お客さん。