今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

ニュースの作り方ですが

2008年05月29日 | ニュースに一言
 江東区のマンションで女性会社員が行方不明になった事件ですが、やたらと遺体切断の方法ばかり報じるのはやめていただけませんでしょうか。本人がまだ見つかっていない以上、本当に殺害されたのか遺体はどうしたのかという話になるのはわかりますが、容疑者の供述がはっきりしない段階でやたらとショッキングに「細かく刻んで下水に流した」とかをトップニュースにもってくるのはいかがなものかと。

 事件は事件として報じるのはかまいませんが、猟奇殺人の色合いを濃くすると気持ちのよいものではありません。また普通の人が見たくないものにやたらと反応してしまうという人もいるようですから、特に青少年が妙な関心を持ってしまうことも懸念されます。

 どちらかというと犯人がこれまでどういう生活を送っててなぜそこまでするような心理状態に陥ったか、このマンションの構造などに問題は無かったか、こういう被害に遭わないようにするためにはどうしたらいいか、警察の捜査はどうだったのか、などそういう事を語ってもらいたいものです。

 人がニュースを見て「知りたい」という気持ちを掻き立てるのと、興味本位に関心を煽るのは紙一重だと思うのですが、どんなもんでしょうねぇ。