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「南沙織がいたころ」から数珠つなぎで

2024年02月26日 | ブックレビュー

 「南沙織がいたころ」は私の愛読書ですが、毎回読むたびに新たな発見があります。著者は芸能関係ではなく大学の社会学部教授で、シンシアの大ファンだった人。その人が当時の雑誌記事や関連書籍、ファンクラブの会報、近年の南沙織さんのインタビュー記事など膨大な資料を基に執筆されたものです

 その資料に関しては、大宅壮一文庫、国立国会図書館、京都府立図書館、京都ノートルダム女子大学学術情報センター図書館、東京大学情報学図書室、関西大学図書館などで調べたそうで、巻末の参考文献・資料一覧には、本だけでも70冊くらい並んでます。

 これがその一例。次のページにもあります。

 先日はその参考図書として紹介されていた「ガサコ伝説」を読んだのですが、それが結構面白かったので、参考資料で紹介されている本を他にも読んでみようと思った次第。それが面白ければまた関連図書も読んでみようかと思ってますので、これぞ数珠繋ぎ。

 今のところ気になったのは以下の通りです。

泉谷しげる「わが奔走」
酒井政利「アイドルの素顔」
つのだじろう「女のヒットスタジオ」
萩原健太「はっぴいえんど伝説」
ムッシュかまやつ「ムッシュ!」
太田省一「アイドル進化論」

 「ムッシュ!」は既に入手済みですが、他が普通に入手できる本なのかどうかは調べてません。「はっぴいえんど伝説」あたりは参考資料も紹介してありそうな気がします。ちなみに、戦後の沖縄の歴史についても相当調べたそうで、私はそこも興味を持ちました。とはいえ、さすがに沖縄県史や沖縄市史にまでは手が出ません。

 それにしても、この著者の方は1971年から78年までの明星、平凡は全部読んだとか。多分国立国会図書館に行けば可能なのでしょうが、何日くらいかかるでしょうか。ちょっとやってみたい気もありますが、通勤するような気でやらないと無理でしょうね。すごい熱意と根性です。尊敬します。


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