画像はNHK趣味講座「ベストサウンド」のテキスト。昭和60年4月からのテレビ講座でしたが、講座の内容だけじゃなくいろんなバンドのライブ会場の様子も紹介されてます。そして、そこにあったのが甲斐バンドのギターの写真。
もちろんまだ大森さんがいた頃ですが、上が田中一郎さん、下が大森信和さんのギターとアンプのシステム。田中一郎さんのは、向かって右からレスポールカスタム、テレキャスターカスタム、テレキャスターオールローズのようですね。白っぽいクリーム色のレスポールカスタムはARBのアッパーカットコンサートでも使ってたのを雑誌記事で見たことがあります。テレキャスのカスタムは甲斐バンドラストの黒沢フィルムスタジオの映像で見たことありますが、ソロアルバム「HOBO」を出した時のNHK-BSのライブではメインでした。先日の「LIVE ON! うた好きショータイム」でも使ってましたが、これは同一の個体でしょうか。
大森さんのは右からテレキャスター、レスポールカスタム、ES-335ですが、テレキャスはフロントがハムに改造されている様子。大森さんといえばレスポールのイメージが強いですが、甲斐バンドの後期は335がメインでした。(BIG GIGとかラストの武道館とか) この335は「虜」のMIXでニューヨークに行った際に楽器屋で買ったという記事を当時見ました。68年製だったかな? BIG GIGのオープニングの「ブライトン・ロック」の映像は忘れられません。テレキャスの方はBIG GIGの観覧車で使ってたかな? 甲斐バンドラストの武道館の「ランデブー」でスライドをやってたテレキャスとはまた違うギターのようですが。
アンプは一郎さんがフェンダーのツインリバーブ×2、マーシャル、ミュージックマン、大森さんがメサブギー、ミュージックマン×3のようですね。エフェクターはどちらも特注のラックシステムになってて、あれをやってるのはピートコーニッシュだったかなぁ。忘れたけど。
で、別の写真では大森さんのアンプの上にはデジタルディレイもありました。いろんな曲で活躍してますが、特に「LADY」とか「100万$ナイト」のソロには欠かせませんね。あの泣きのギターに強烈な粘りが絡んでくる感じで。
と、先日のBS番組に甲斐バンドが出演した映像を見て久々に田中一郎さんのギターを見たのでいろいろ思い出したのでした。実は甲斐バンドはまだ生で見たことがなくて、大森さんを見ることができなかったのは残念です。「いつか、そのうちに」とか言いながら機会は逃してはいけませんね、本当に。
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