これで学習塾でもいったもんじゃ授業中に寝ちゃうでしょうが、そういうのを「塾睡」というんですね、きっと。寝てる間に獏に夢を食べられちゃうことが「バク睡」で、泳いでいるのに猛烈な眠気が襲ってくることを「スイマ」と言います。
授業中「こらっ!吉田!」と言われて「ハイ、僕寝てません」とごまかすのは嘘つきですが、正直に「はい、仮眠をとってました」と告白することを「かみんグアウト」と言うんですね。
ああ眠いのでさえない…。
昨日とあるサイトでヤマハのSJというエレキギターの写真を見かけて「そういうギターありましたね」と思ったのですが、ヤマハのサイトではちゃんと旧モデルも見られるので親切です。ついつい見入ってしまいました。
実はヤマハのエレキギターは自分では一度も買ったことがないのですが、雑誌広告では一番よく目にしたので印象に残ってるのが多いです。今日はそんなギターの話。
出身が石川県なので子供の頃お盆や正月に買い物に連れて行ってもらうのは金沢でした。大体レコード屋に寄るのですが、本屋とレコード屋と楽器屋が一緒になってるところがあってそこでよく見かけたのはSGの初期モデル。
今から考えるとたいした定価ではないのですが、小中学生の頃はフォークギターしか弾いたことなかったので「おお~これがエレキギターっちゅうものか」と憧れたものです。今になってスペックを見るとボディが桂という木でやたらと軽いのですが、これはどんなもんでしょうね。実は「弾いてみたい」と思うのはこれが一番だったり。
ヤマハのギターの印象が強い原因としてギター雑誌以外での広告が多かったこともあります。学習雑誌なんかにも普通に広告が出てましたが、ある雑誌の裏表紙にSXというギターがいっぱい並んでるのを見て「なんてへんてこりんな形!」と思ったものです。が、やはり妙なものは印象に残るようです。特に3ピックアップのモデルに興味があります。
広告で見て憧れたのはSFというのもありまして、これは24フレットまであるのとハイポジションが弾きやすそうな形で「すげえなぁ~」と思いました。まぁ当時は普通のフォークギターを弾いてたのでせいぜい17フレットくらいまでしか届かなかったから特に凄いと思ったのでしょうが。高田みずえの「ビードロ恋細工」の間奏はフォークギターだと全然届かないんですよね。(って、何をコピーしてたんだか…) いずれにしてもこのデブチンのような下膨れのような妙な形が魅力なんですよね。このギターも凄く欲しいです。
初めてエレキギターを弾いたのは高校の入学祝に買ってもらったときなのですが、その頃は甲斐バンドが好きだったので迷わずレスポールを選びました。(カスタムではなくスタンダードにしたのがいまいちポリシーがないですが)
そのときは市内の小さい楽器屋に行ったのでそんなに選択の余地はなく、買ったのはアリアプロ2のものでしたが、昭和54年なので充分ジャパンヴィンテージだったんですね。そのとき他に店頭にあったのがヤマハのSA700。テレビでセミアコを使ってるバンドを見たというとペドロ&カプリシャスくらいだったのですが、F型ホールから配線が見えるのがなんとなく不思議でレスポールに比べて大きいこともあって結構ゴージャスな気がしました。これは一時期ラリーカールトンが使ってたこともあったという噂で私も欲しいです。しかし、重量が4.1kgですって。セミアコってそんなに重いもの?
これまでヤマハのエレキギターの実物を弾いたというと友人が持ってたレスポールのコピーモデルとか後期のSCモデルですが、どちらもネックが極太でした。ネックが太いギターを持つと悲しい気分になってしまうので、見てるだけならいいのかも。ヤマハのギターって全般的に太いんでしょうか?
昨日はスペクトラムファンの楽器持ち寄りオフ会だったので帰宅したのが深夜12時半くらいでしたが、今朝は7時過ぎに叩き起こされました。東京ビッグサイトでのイベントに娘2号を連れて行くというか娘について行くというかそういう事情で、とにかく今日も都内まで。
行ったのはこういうイベントなのですが、物凄い人出だろうというのとコスプレバリバリの人ばっかりがいるだろうと予想してたら、人出は物凄いものの会場が広いのと設営が整然としているので特に混雑してなかったり、ルールとして「コスプレ禁止」になっているので普通のファッションの人が多かったのが意外でした。特におしゃれな人もいなかったので私も居心地良かったですが(?)
まさかこの年になってそういう場に足を踏み入れるとは思ってなかったで、ゲージツの世界は裾野が広いというか素人でも絵が上手い人はたくさんいるんだなぁと。イベント系ではしりあがり寿氏がトークショーに登場してたので、初めて生で見て「おお~」と思いました。(いや別にファンではないのですが)
なんにしてもカルチャーショックの日であり眠い1日でもありました。
昨日は昨日で恒例のスペクトラム楽器オフの日でありまして、演奏はさておき(笑)集まった人たちのかもし出す雰囲気がいいですね。30人くらい集まったとしてその30人分の個性がぶつかり合うだけじゃなくて、「スペクトラムファンのオフ会」という一種の世界が出来るのが楽しいです。
北は群馬から南は神奈川まで…(って違うか?)それこそ全国から人が集まって普段は何をしてるか知らないし本名も知らない人も多いのですが、細かいことを気にせずに騒げるのというのは普通の社会人としては滅多にない機会です。
個人的には「たたずまいが村の青年団だ」とか「ギターの位置が高いのがいかん」とか「手首が硬い」とか散々な言われ方もしましたが、堅気のサラリーマンが年に何回かステージに立つということで、少しずつでも向上していきたいとは思っとるんです。なので「足が短い」とか「かっこよすぎる」とか「今すぐ抱かれたい」とか様々な批判は甘んじて受けます。が、すぐにどうにかできるものではありません。
そんな中でもウクレレ講座をやってみたら案外好評だったので、そこはよかったかなと。折角のオフ会なので演奏する側と聞くだけの側の垣根は作りたくないんですよね。そこは参加する人それぞれの考えがあるでしょうが、個人的にはこの会はステージと客席という形でない方が盛り上がるかなぁと。まぁ会場の問題があってなかなか難しいですけど。
ということで、二日続けて異世界というか異次元に行ってきた話でした。