NBCといえば長崎放送ですが、そのラジオで長岡和弘さんがメインパーソナリティーを努める番組が始まりました。長岡さんというと、甲斐バンドのベーシストとしてデビューし、「HERO(ヒーローになる時、それは今)」がヒットした後に脱退し、レコード会社のディレクターとして数々の大ヒット曲を手掛け、その後フリーの音楽プロデューサーとなった人です。
今は故郷の長崎でシーハットおおむらの館長を努めておられるので、その関係で番組を始めたのでしょう。
この番組は「気楽にのんきになんとかなるさ」という雰囲気の番組にしたいそうです。音楽の話から、長岡さんがお気に入りの美味しいお店や大村のイベントなど、色々紹介してくれるのだとか。また、地方の枠を超えて長岡さんの友達をゲストに招いたりしたいそうで、そこは音楽界には相当広い人脈のある人ですから、あれこれ期待したいですね。
長岡さんが関わった歌手やバンドの方々は、元々在籍していた甲斐バンド以外には、主なところだけで石川ひとみさん、谷山浩子さん、斉藤由貴さん、中島みゆきさん、Babe、チャゲ&飛鳥などなど。凄いヒットメーカーです。
ちなみに甲斐バンド40周年記念の「嵐の季節」という本では、デビュー時のバンドのメンバーについて、大森さんは同じフレーズを何度でも正確に弾ける技術の持ち主、松藤さんは作曲の能力に光るものがあり、長岡さんはというと議論が喧々囂々と白熱しているさなかに「そろそろメシでも…」と言えるのんびりした性格だったと記載されています。ロックバンドのメンバーとはいえ、色々いるんですね。
その長岡さんの選曲ですが、初回は2曲とも意外なことにシカゴでした。洋楽とはいえCCRとかで来るかと思ったのですが。シカゴは学生時代に武田鉄矢さんの紹介でコンサートの場内整理のバイトに行ったことがあるそうです。いろんな繋がりがあるんですね。
この番組は木曜の夜9時半から。30分番組なので気軽に聞けます。長岡さんの話をじっくり聞くのは初めてですが、穏やかな語り口でお話は上手ですね。毎週楽しみです。気になる方は、radikoプレミアムでどうぞ。先週が初回でした。
感想としては「つかみはOK」という感じで、結構面白かったです。ドラマの初回というのはキャラの設定を印象付けるために、大体極端な展開や演出が多いものですが、これは話自体がとんでもない物語なので、その辺は気になりません。主演の小栗旬も、その他の政治家や官僚役、学者サイドの方々も良かったと思います。香川照之の田所博士はちょっと濃かった気はしますが、あれも見てるうちに味がしみ込んでくるのでしょうね。当然深海調査艇「わだつみ」にも萌えました。
原作はお馴染み小松左京先生の小説ですが、設定はかなり違います。原作は素晴らしいし、藤岡弘主演の1973年公開の映画もよくできてました。なので、このドラマがヒットして原作や映画も注目されることを期待します。
単なるパニック作品じゃなくて、「日本が沈没するとなったら一般市民はどうしたらいいの?」というのをみんなが一度考えてみるようになることも期待したいですね。沈没マニアとしては。
“わが愛しのキャンディーズ”は、「NHK 伝説のコンサート“わが愛しのキャンディーズ”」というテレビ番組で、「キャンディーズが後楽園球場で行った解散コンサート(78年)やNHKアーカイブスの秘蔵映像、関係者のインタビューとともに構成した特集番組」なのですが、最初に放送されたのは2006年。
その後もたびたび再放送されてますが、それが4Kリマスターによる高画質で放送されたのが昨年11月。それが今度は地上波での放送。やっぱり日本全国津々浦々で見ようと思えば地上波ですよね。
ということで、NHK総合テレビで10月10日(日)午後4時30分から午後6時の放送です。今月は伊藤蘭さまのコンサートもありますし解散から43年経ってますが、やはりキャンディーズは永久に不滅です。
昨年BSだからということで見られなかった方はこの機会に是非どうぞ。日曜の夕方に地上波というのは嬉しいですね。ちなみにNHKプラスでも配信あるそうです。まあ録画できる環境があるなら、今から録画予約するのが賢いと。
「歌える!J-POP 黄金のヒットパレード決定版!」は、NHKのBS4Kでこの3月、BSPで5月に放送された歌番組ですが明日9日(土)午後2時28分から再放送があります。
番組サイトによると、「『J-POP黄金時代』の80~2000年代のレジェンド16組が大集結!誰もが歌えるヒット曲の数々を大熱唱します。アーティストの皆さんの今だから話せる青春時代のエピソードもたっぷりと紹介。この番組だけのコラボレーションも!熱いステージをお楽しみください。」というもの。
出演アーティストは以下の通り。(50音順)
相川七瀬
石川ひとみ
織田哲郎
甲斐バンド
倖田來未
サーカス
沢田知可子
庄野真代
杉山清貴
花*花
ハラミちゃん
一青窈
平松愛理
南佳孝
山下久美子
渡辺真知子
これらの歌手が、豪華な生バンドをバックにスタジオで生歌唱します。私からすると「こういう歌番組が見たかった」という見本のようなもの。再放送があるということは、評判が良かったのでしょうが、この番組を喜ぶ人がいるというのは嬉しい限りです。ただ、今回もBSなので次は是非地上波で土曜の夕方か夜に再放送して貰いたいものです。私は見られますが、BSは住環境によって見られない人も多いですしね。NHKはその辺わかってるのかなあ。
昨年私がSpotifyを始めた頃にいろいろ検索した際、庄野真代さんはオリジナルアルバムがまったくありませんでした。というのも、あるプレイリストで「飛んでイスタンブール」が流れてきた時、あのヒットしたのとはアレンジが相当違ったので。後年にセルフカバーしたヴァージョンでした。
それが久しぶりに検索してみたところ、初期のオリジナルアルバムが結構出てきます。2nd「るなぱあく」、3rd「ぱすてる 33 1/3」、4th「ルフラン」、5th「マスカレード」など。
庄野さんは、その後「Last Show」というライブアルバムを出してから世界一周旅行に出かけて活動を休止します。私は当時結構好きだったので、「るなぱあく」と「ぱすてる」「ルフラン」はレコードで持ってて、「Domestic Mayo Line」というベストアルバムも持ってました。その後、「るなぱあく」と「ぱすてる」はCDで買い直して、「Last Show」もCDで買いました。このライブは凄くいいので、なぜ当時レコードで買わなかったかと悔やんだのが10年ほど前。ただ、このCDはコロムビアのオンデマンドというシステムだったと思います。あれはあれでいいですけどね。
そして、庄野さんはデビュー45周年という事で、CDとDVDのBOXセットが発売されるとか。その関係で全曲サブスク解禁かと思ったら、1stアルバムとか世界一周でのお休みからの復帰作「逢・愛・哀」とかはないですね。それらを聞きたければBOXセットですか。すごく充実してますがかなりのお値段。こういうのを買い逃すとあとで後悔するものですが。むぅ〜。
そもそも夜ヒットだけでも名場面をやり始めると、それだけで27時間テレビでも足らないでしょうから、特に私が期待するものは出てこないだろうと思いながら見てます。それでも、1曲をちゃんと見せてくれるなら見ようかとも思いますが、結構細切れですしね。
FNS歌謡祭というと、私の小学生の頃はまだレコード大賞とか歌謡大賞のように、その年に流行った曲に賞を授けるイベントだったのですが、あれはいつ頃変わったのでしょうか。
私の生まれ育った田舎はテレビの民放は2局だけでしたが、フジ系はあったのでFNS歌謡祭を見るのは結構楽しみでした。なぜかというと、ムッシュかまやつとかバンバンとか、レコ大とかには出てこない人が出てたので。
ムッシュの「我が良き友よ」がヒットした年は、確か上半期と下半期に分けて年に2回やってた記憶もあります。この曲は前半のヒットだったので、年間の大賞は取らなかった記憶があったり。
そしてバンバンが出た時は、バンバンというかばんばひろふみさんが手をケガしてギターを弾けなくて、代わりに弾いたのが当時リンドンにいた田中一郎さん。当時なぜリンドンを知ってたのかは記憶にないのですが、「へぇ~」と思った記憶があります。
今回、FNS歌謡祭の映像ばかり集めるならそういうのも期待できるかと思ったのですが、それは無さそう。と、思ってたら申し訳程度に「昭和の名曲」というのが出てきましたが、明菜ちゃんとかは夜ヒットでもミュージックフェアでもないライブ映像だし、中島みゆきは世界歌謡祭の映像だったり。なんなんでしょうね。
あとは意外だった部分もあり、最近の夜ヒットの再放送では山口百恵やピンクレディーの登場回はまず放送されないのですが、今回百恵さんは出てますね。そんなこんなで、いろいろしがらみとか契約とか権利関係の問題があるのでしょうけど、歌をちゃんと聞きたいものとしてはつまんないです。
考えてみれば、物心ついてから今までにテレビを持ってない時期が3年半、テレビはあったけどフジ系の局のない地域に住んでたのが7年半。そらFNS歌謡祭についてはたいして語れないわ、と。
それはそうとして、この番組で応援歌企画をやる際に、ウルフルズの「ガッツだぜ」とか岡本真夜の「TOMORROW」が出るのはわかるのですが、ちょっと古い曲では「君について~行こう~♪」とか、「明日という字は明るい日と書くのね~♪」(悲しみは駆け足でやってくる)とか、「涙くんさよな~ら~♪」とか微妙なのがオンエアされることがちょくちょく。
そういえば、前には「若者たち」なんてのももありました。「君の行く道は 果てしなく遠い」「君は行くのか そんなにしてまで」なんて言われると、私なんぞは逆に萎えてしまいます。「応援歌…かなぁ。」とか思って。
そこで、個人的に「応援歌というなら私はこれを聞く!」というのを考えてみる事にします。以下その曲目。
「待っていてね」尾崎亜美
「私がいる」石嶺聡子
「メロディ」上田知華とカリョービン
「ミス・ファイン」石川ひとみ
「そばにいるから」myu
「HERO(ヒーローになる時、それは今)」甲斐バンド
「ルフラン」庄野真代
「私の歌」松崎しげる
「涙をこえて」シングアウト
「人生素晴らしきドラマ」ヤング101
「あなたのみかた」伊藤蘭
「Please come again」キャンディーズ
「素顔の朝」南沙織
「異国の恋人」チカ・ブーン
「暦の上ではディセンバー」アメ横女学園
「誰かが風の中で」上條恒彦
「暁に駆ける」牧美智子
「1・2・3と4・5・ロク」小野木久美子
「サンライズ」スペクトラム
「ペニーレインでバーボンを」吉田拓郎
「ひとひと」濱田マリ
「何処へ」モップス
「あんたが大将」海援隊
「空は見ている」Little Glee Monter
などです。結局は応援歌というと、聴けば自分が元気になれるという曲という事で。尾崎亜美さんは何しろCD全部持ってますから選ぶのにも困るのですが、今の気分で1曲というとこれ。「I Wanna Do More」とか「Voice」とか色々ありますけど。石川ひとみさんも、これか「君の声」か「あなたの天使」か「らぶ・とりーとめんと」とか、色々あります。
人によっては、山崎ハコで元気が出る人もいれば、淺川マキでないと燃えないという人もいるでしょうし、そこは本当に人それぞれの好みです。ただ、誰に何と言われようと「ワシの応援歌はこれ」というのが色々ある人は人生楽しめるのではなおかと。ということで、私はPC内のファイルをざっと見渡してこれらを選びました。全部Spotifyにあるのならそういうプレイリストも作るのですが、結構ないのもありますね。
TOKYO MXでアニメ「空手バカ一代」を視聴しているものであります。先週の放送は「月光にきらめくカマキリ拳法」でした。世間一般では「カマキリ拳法というとカックラキンの関根勤」という認識かと思うのですが、このアニメは1973年~74年にかけての放送なので、こちらの方が数年早いですね。
ちなみに、今回登場したカマキリ拳法は修行の為に世界を回っている空手家の飛鳥拳が、バリ島で出会った拳法。原作の「空手バカ一代」からして実在の人物の名前を使ったフィクションの世界ですが、アニメでは主人公がマス・オーヤマでもないので、空想の世界はさらに膨らんでます。
カマキリ拳法が「カーマーキーリー!」と叫ぶわけではないことがわかったのが衝撃でした(?)。アメリカからハワイへ、そこからタイへ飛んで次はバリ島ということで、一種川口浩探検隊の雰囲気もありますが、このアニメは子供の頃見たよりも大人になってからの方が楽しめるような気がします。
それにしても、今回のタイトルを見て「月光」というところを「膀胱?」と空目して、ついトイレに行きたくなってしまいました。なお、カマキリと聞いて関根勤を連想する人はいいのですが、まず五月みどりを思い出した人とはお友達になれません。
空手といえば私も経験者ですので、手刀でビール瓶を1mくらい飛ばすことはできますが、危険なので滅多にはやりません。今は手刀より酒盗の方がいいなあ。(真面目に空手をやってる人にはすいません。当方小学生の頃に習っただけで八級ですので…。)
古い音楽雑誌で新譜紹介を見ると、なんとなくその時代の感じがわかったりします。そして、当時はまったく気に留めなかったり、「ケッ」と思ってスルーしてたアルバムを聞いてみたくなったり。
それがちょっと前までは思うだけだったのが、今はサブスクがあるので検索してみて出てきたら聞けるわけです。そしてその新譜紹介との答え合わせ(?)ができたりするわけですが、手元にあるヤングギター1980年1月号に出てたのは以下のアルバム。
ダウン・オン・ザ・ファーム/リトル・フィート
ハイドラ/TOTO
リー・リトナー・イン・リオ/リー・リトナー
シークレット・ライフ/スティービー・ワンダー
テイク・イット・ホーム/B.B.キング・ウィズ・クルセイダーズ
スーパー・フライト/カシオペア
アイム・ザ・マン/ジョー・ジャクソン
魔神の斧/モリー・ハチェット
センス・オブ・ワンダー/難波弘之
スリー・スピリット/ジョニー、ルイス&チャー
限りなき挑戦/アリスライブ
KYLYN LIVE/渡辺香津美
ジ・アザー・ワン/ボブ・ウェルチ
アンド・アバウト・タイム/バーニー・マースデン
ギターズ・アンド・ウィメン/リック・デリンジャー
皆殺しの挽歌/ZZトップ
夢は終わりぬ/リッチー・フューレイ
オアシス/ジミー・メッシーナ
SPLASH/中村哲&スプラッシュ
NEO-N/四人囃子
LIZARD/リザード
銀星団/シルバー・スターズ
OK or NO/SHOT GUN
ニナハーゲンバンド
GO!/ザ・ポップ
29の軌跡/トゥエニイナイン・フィーチュアリング・レニー・ホワイト
ライヴ・ラスト/ニール・ヤング
ジャック・ラビット・スリム/スティーヴ・フォーバート
モダン・ポップ/ダリル・ホールとジョン・オーツ
恋のハートビート/ブロンディ
愛の季節/ニコレッタ・ラーソン
パート・オブ・ザ・ゲーム/パブロ・クルーズ
SECOND LINE/久保田麻琴と夕焼け楽団
歌さえあれば/センチメンタル・シティ・ロマンス
STILL NIGHT/豊島たづみ
Just My Feeling/KAORU
何処かの空の下で/高山厳
CALIFORNIA BRUNCH/山本コータロー
キャトル/ラジ
パパ・ヘミングウェイ/加藤和彦
上記のうち、持ってるのは「ハイドラ/TOTO」と「KYLYN LIVE/渡辺香津美」のみ。あとは聞いたことがあるのが「リー・リトナー・イン・リオ」。まったく知らないアーティストやバンドもあるので、調べてみるのは楽しみです。
が、ここで素晴らしいのが洋楽のアーティスト名もアルバム名も全部カタカナで書いてあること。このままSpotifyで検索しても出てこないかも。また、邦題のみ書いてあって原題のわからないのもありますから、記事のジャケ写と合わせて探さねば。
とりあえず探しやすい「銀星団」があるのは確認しましたが、果たして聞けるのが実際どれくらいありますでしょうか。
数年前に大阪の高校のダンス部が、荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」をバブル期に流行ったような衣装で踊り、「バブリーダンス」として話題になってました。ただ、その時には「この曲は1985年発売なので、実際はバブルよりかなり前」という指摘が各方面からあったと記憶してます。いうなれば、大阪夏の陣を描いたドラマでアームストロング砲をぶっ放すようなもんです。
そして、今週のNHK総合テレビ「日本人のおなまえ」で、今度は「六本木純情派」を取り上げてたわけですが、その際に「バブル景気に沸く1986年」と出てきてモヤモヤしたわけです。
Wikipediaによると、バブル景気とは「1986年12月から1991年2月までの51か月間に、日本で起こった資産価格の上昇と好景気、およびそれに付随して起こった社会現象とされる」とのことです。
それを考えると1986年10月発売の「六本木純情派」が流行った頃はバブル景気と言えないこともないのですが、同じくWikipediaには「多くの人が好景気の雰囲気を感じ始めたのは1987年10月19日のブラックマンデーを過ぎた1988年頃から」とありますので、画像のように1986年にバブル景気で世間が沸いてたというのは違うなあと思います。
もっとも、私は1986年の4月に就職してすぐにトーホグに赴任し、バブル全盛期には岩手とか青森に住んでたので都会の方々が楽しんでたようなリアルなバブルとは無縁。主に雑誌で都会の様相を見て、世間一般の文化的なものとして「バブルやなあ」と感じてました。
それでその当時、私がバブルだと思ったのは以下のような感じ。
・カローラまで装備が豪華で高級車になった。
・よくわからん職業の人が妙に羽振りが良い。
・誰でも恋愛エッセイの本を出してそこそこ売れる。
・海外アーティストがやたらと日本のヒット曲をカバーする。
・ドラマ「クリスマス・イヴ」に象徴される、見かけを気にする恋愛至上主義。
・いきなり映画監督になる人が多い。
・株で儲けた人が本を出すと売れる。
などなど。
よくわからん職業というのは、○○プロデューサーとか××クリエイターとかいうの。空間プロディーサーとかいうのは、何をする人か今もよくわかりません。
恋愛エッセイは、当時私も柴門ふみの本を買って「ふむふむ」とか思ってましたから、完全にバブルに乗せられてました。それで、あの本を読んでもモテないというのは身を持って証明できました(?)。永尾カルビとかも流行りましたよね。そっちは読まなかったけど。
音楽ではA.S.A.Pというアメリカの女性コーラスグループがユーミンのカバーをやってて、それは1990年の発売。私としてはあれがユーミン本人よりもバブルの象徴として記憶されています。また、レイ・チャールズがサザンの「いとしのエリー」をカバーし、「エリー・マイ・ラブ」として発売したのは1989年。
そして当時スポーツ新聞で見た記事。レイ・チャールズが来日公演をやったら当然場内は満員。が、初日にこの曲をやらなかったため観客がザワザワとしたため、プロモーターが慌ててCDを聞かせて思い出させ、翌日には歌ったと。元々CMの企画だったので、本人がカバーしたくてやったわけではなかったのしょうね。その辺がバブル臭いと。
で、いきなり映画監督になったのはビートたけし(1989年)、桑田佳祐(1990年)、小田和正(1991年)など。映画はお金かかりますけど、スポンサーが沢山いたのでしょう。
そんなこんなですが、当時まだ生まれてなかった若い子に、上記のような事を紹介すると「楽しそう」と思うかもしれませんね。そういう人達にバブルの功罪を経済現象として語ることは私にはできませんが、「ダンシングヒーローも六本木純情派も、実際にはバブル期ではなかった」ということは言っておきましょう。