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『大江健三郎全小説10』完読

2024-12-17 | 大江健三郎

 

大江健三郎全小説10


2019年6月10日 第一刷発行
株式会社講談社

 
 
--------(抜粋)
 
 
人類は荒廃した地球から百万人を新しい惑星に送り出したが、10年後その大船団が戻ってくるという(『治療塔』)
宇宙移民に失敗した朔ちゃんと残留者リッチャンに驚くべき知性を示す子供が生まれるが、地球の荒廃がさらに進んだため、謎の治癒力を持つとされる「治療塔」探索のため再び宇宙に旅立つ(『治療塔惑星』)
さらに著者初のファンタジー・ノベル『二百年の子供』を収録
時空を超えたSF的空想力!

【収録作品】
治療塔
治療塔惑星
二百年の子供

──時空を超えたSF的試み


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・二百年の子供

2003年 中央公論社新書
2003年1月~10月毎週土曜の読売新聞朝刊に掲載
(週休二日制の実施された時期)
作者にとって一度きりの新聞小説 ファンタジー・ノベル



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なぜ、ファンタジーを書こうと決めたのか。連載前に大江は次のように同紙への寄稿で述べていた。
<ファンタジーについての、私の定義は、いまを生きているところから自由になって、いろんな「時間」と「場所」を行き来する物語です。それをやる人物、時には案内役もつとめるのは、子供たちです。/かれらの出かける世界は、「しっかり書いてある」のでなければなりません。どんなに不思議を想像にみちていても、ユーモア沢山でもけっこうですが、とくに案内役の子供はしっかりしていることが必要です。自分の足でまっすぐ立ち、自分の目と頭で、よく見て考える、生き生きした子供でなければなりません>

<私のファンタジーの舞台は、森のなかですし、登場する「三人組」の子供たちも、これまで書いてきた家族の子供たちとつながっています。それぞれの困難をなんとかしのいで、げんきに成長してゆく子供たちを見守ることが、私にはなによりの、人間についての学校でした。/私はこの作品で、そのように書きなれた子供たちが、「新しい人」になってゆくシーンを作り出そうとしています。/過去の「時間」の子供たちにリレーする。そのバトンタッチを書きたいと思うのです。>


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兄の真木(まき)
妹のあかり
弟の朔(さく)

そして🐕ベーコン

タイムマシンに乗って~♬


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248KITCHEN

2024-12-17 | 健康管理

 

 


週末、前以て相談していた上司のお見舞いに行って来ました。
あまり大っぴらに出来る雰囲気ではないので、
長い付き合いのある2人と一緒に伺うことにしました。

医療センターからのリハビリテーション病院への転院
そこから自宅療養になる前に顔を見たい!その旨を伝え承諾

さすがに待ち合わせに遅れるわけにはいかない。
15分前に着くも誰もいない。
そのまま待つも誰も来ない。
ん?不安になってきた時に一人が到着
「30分も前だけど早いね」
・・・あら?そもそも待ち合わせ時間を勘違いしていた。。
30分ほど時間があったので、かるく一杯飲んで待つことに。

ここで「お茶でも」じゃなく「一杯」ってところが、二人とも動揺していた証拠

なんせ倒れてから半年経過・・今の状態はまるで想像出来ない。
どんなショックを受けるか予測不能だった。
 
空は晴れ晴れとしてお出かけ日和
世間は何事もない平和な週末で、そんな中病院へ向かう。
普通にしていてもどこか不安がよぎる。
 
リハビリテーション病院なのかお見舞いのセキュリティは厳しくなかった。
アルコール消毒して、体温を測って(それはコロナ渦と一緒)
もちろんマスクは必須
代表者の名前、住所等を記載して、首から「お見舞い」カードを下げる。
 
結構奥行きがある病院で、廊下をひたすら奥まで歩く。
開いたドアからは弱っている人達

わたしも今年の春、入院まではしなかったけど弱っていたな・・
健康であることの尊さ

そんなこんなで対面
思ったほどのダメージはなく、意外と元気な姿、表情に安堵
ちょっとみんなで涙ぐむ場面もあったけど、前向きさが伝わる。
あぁ本当によかった!

30分ぐらいかな立ち話して、最後は握手して別れた。
エレベーターホールまで送ってくれて、別れを惜しんだ。
何度も礼をして手を振って別れた。

帰り道、みんな明るい表情でいられた。
思うところはあるけど、よい方向へと願わずにはいられない。

 


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M

2024-12-17 | 村上春樹

 

村上春樹
『スプートニクの恋人』★★★★

 

再読期間をなるべく開けようと思っていたけど、
手に取ってしまった。

僕目線のすみれとミュウの物語

 

感じ入るとことは多々ある。
年上で異性で(一回り以上も上 ということがミソ)
17歳上がだめで、
14歳上が上手くいったと思ったらだめで、、
悩ましい。

 

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「すべてのものごとには良い側面があり。悪い側面がある」
すみれは唇を曲げた。「ねえ、そういうのって、一種のヘンセツだと思う?」

 

 

 

どうしてみんなこれほどまで孤独にならなくてはならないのだろう、ぼくはそう思った。
どうしてそんなに孤独になる必要があるのだ。これだけ多くの人々がこの世界に生きていて、それぞれに他者の中になにかを求めあっていて、なのになぜ我々はここまで孤絶しなくてはならないのだ。何のために?この惑星は人々の寂寥を滋養として回転をつづけているのか。

 


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次々と退職者が出る現実
またリーダーとなる人がいなくなる。

みんな消えてゆく。
ちょっとした淋しさ。

みんな霧雨に消えてゆく♪~ また杏里だ。

よっぽどこのアルバムが好きらしい(笑)

 

霧雨に消えてゆく 杏里


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