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2021-07-02 | 作家別諸々(は行)

 

深沢忠記
『信州・奥多摩殺人ライン』★★★


真新しい文庫本 装丁も今どき
事件が発生して「救急車!」となった際にお隣の家へ走る主人公
・・・もしかしてこのお話ってケータイがない時代?
 
題名で選んだ結果 
時代背景がよく見えてなかった(あるあるですな)
 
文庫本は2017年発行だけど、エイコー・ノベルス1986年発行と記載有
ってことは昭和ですよ!
昭和61年
時代背景的にチェルノブイリ原発事故があった年
 
 
私的に推理小説はケータイがない時代の方がおもしろみを感じるのでOK
 
さてどんな展開になることやら?
まず電話ボックスがそこら辺に存在している。
 
 
--------(抜粋)
 
 
推理作家の荒木とともに向かった信州・穂高の別荘で、編集者の笹谷美緒は、荒木の妻の絞殺死体を発見する。数日後、奥多摩で若い女性の全裸死体が。二人の女性と関わりのある男が容疑者として浮かぶが…。美緒の恋人・黒江壮は、慶明大学に勤める数学者。端整な顔立ちで、とても無口な「名探偵」である。寡黙にして、精緻な推理で、壮が導き出した真相とは!?
 
 
--------
 
 
 
「ツッパリ仲間」とか昭和を感じさせる単語を楽しみながら終了
 
主人公のペアが脇役に感じたのはわたしだけ??
刑事さん主流の物語かと。
犯人捜査の足取りがよく描かれていて、都内の街並みが浮かぶ描写がよかった。
電車を乗り継ぎ、街を歩き回り一緒に捜査している感覚
安曇野の景色も知っているからか馴染み深い(ブログでも拝見してます)
もう一つの舞台ともなる鳩ノ巣も最近行ったばかりで、そこで殺人事件!?
不思議な気持ちになった。









以前の旧版
THE昭和な装丁 どうしても官能小説に見えてしまう・・
でもこういう時代だったよなぁ
幼心の記憶で母が山村美紗とか読んでたもの。


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