町田そのこ
『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』★★+
図書館本
たまにはジャケと題名から惹かれる本をと思って手に取った本
チョコレート好きなのと、装丁が綺麗(カバー装画:ゲレンデ)・・スキー場?⛄
聞いたことあると思ったら、『52ヘルツのクジラたち』の作家さんでした。
--------(抜粋)
思いがけないきっかけでよみがえる一生に一度の恋
そしてともには生きられなかったあの人のこと――。 大胆な仕掛けを選考委員の三浦しをん氏、辻村深月氏両名に絶賛されたR-18文学賞大賞受賞のデビュー作「カメルーンの青い魚」
すり鉢状の小さな街で、理不尽の中でも懸命に成長する少年少女を瑞々しく描いた表題作
その他3編を収録した、どんな場所でも生きると決めた人々の強さをしなやかに描き出す5編の連作短編集
--------
---
こんな世界、いますぐ終わっちまえ、みんな。消えてなくなっちまえ。雨が目に入って、視界が潤んだ。
---
マウスブルーダーとは?🐟
---
小さく、彼女に気付かれないくらいに微かに、私は笑っていた。未だに純粋な驕りを持ち、それゆえに傷ついている彼女が愛らしいと思って。いや違うかもしれない。何も分かっていない女への、ただの嘲笑なのかもしれない。私の唇は弧を描く。
立ち上がり、入り口へと小走りで向かう。コンクリート製の車止めの上に、缶飲料がふたつ置かれていた。触れてみるとまだ熱いのに、周囲を見渡すけれど誰もいない。
ただ、嗅ぎなれた匂いが残っている気がした。
---
爪が食い込む。その痛みから逃れようとすればするほど、爪は私の肉に深くささってゆく。皮膚が裂けるような痛みが走り顔を歪めるが、母の力が緩むことはない。
母が私の手を取る。母のひんやりした両手に包まれた私の左手首には、三日月形の傷が幾つもできている。
---
・溺れるスイミーで号泣してしまった(。-_-。)
そう人は誰もが孤独である。それでよいじゃない?
いつでもどこへでも行けるんだよ。
in神楽坂 最近行く機会が多い。
こじゃれたお店をはしごして、夜時間を楽しむ。
神楽坂 ネームバリュー 眼と鼻の先の飯田橋とは一線を画す大人な街です。