森見登美彦
『太陽の塔』★★★
デビュウのきっかけとなった作品
日本ファンタジーノベル大賞受賞作
--------(抜粋)
彼女はあろうことか、この私を袖にしたのである。
巨大な妄想力以外、何も持たぬフラレ大学生が京都の街を無闇に駆け巡る。
失恋に枕を濡らした全ての男たちに捧ぐ、爆笑青春巨篇!
私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった! クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。
失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作
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最初の出だし、あまりな文字の羅列の連続に睡魔( =_= )★
独白にしてもこれは個性的過ぎる~(苦笑)
だってフラれた彼女を「観察と研究」という名目で追いかけるって・・
ストーカーじゃん!ってね(^▽^;)
そう思わせないところがまた上手いな。
途中途中クスッと笑える箇所もあり、後半の「ええじゃないか」が最高潮!
実は太陽の塔を見たことがないわたし・・
一度見てみたいな。
物語の中にあるように、バスの車窓からいきなり現れる異物感を見てみたい。
本上まなみが解説です。
一作読んだ以来だった。
他の作家さんにはない独特な文体なんだけど、
どこかに町田康、そして村上龍を彷彿させるものがある。
しかし・・学生物語は(いくら大学院生とはいえ)に が て (^▽^;)
自分なりにチョイスを変えよう。
学生が主人公じゃない作品をもっと読んでみたい。
下記あたりかな。
『きつねのはなし』
『夜は短し歩けよ乙女』
『【新釈】走れメロス 他四篇』
『有頂天家族』
『聖なる怠け者の冒険』
『夜行』
早速『きつねのはなし』GETです。