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2021-09-02 | 宮部みゆき

 

宮部みゆき
『あやし』★★★


どんどん進みます。
夏と言う季節柄にぴったりな短編集
(今日は秋雨模様で肌寒いですが・・)


本書は、2000年7月に刊行された小社単行本を文庫化したものです。
(角川文庫)


初期作品から順々に読んでいるからか、ここまでくるとあっぱれ!
深みも冴えてまた一段とパワーアップしたヒヤリとするお江戸物語です。

 
 
 
--------(抜粋)
 
 
十四歳の銀次は木綿問屋の「大黒屋」に奉公にあがることになる。やがて店の跡取り藤一郎に縁談が起こり、話は順調にまとまりそうになるのだが、なんと女中のおはるのお腹に藤一郎との子供がいることが判明する。おはるは、二度と藤一郎に近づかないようにと店を出されることに…。しばらくして、銀次は藤一郎からおはるのところへ遣いを頼まれるのだが、おはるがいるはずの家で銀次が見たものは…。(「居眠り心中」)
月夜の晩の本当に恐い江戸ふしぎ噺・九編
 
 
--------
 


・居眠り心中
 
・影牢(かげろう)
 最初の「岡田屋は、もうこの世のものではございません。」インパクト大!
 
・布団部屋
 
・梅の雨降る
 
・安達家の鬼 ←私的に印象深 いつか再読したい★★★★
 
・女の首
 
・時雨鬼 ←私的に印象深 いつか再読したい。

・灰神楽
 
・蜆塚 ラスト 発想がおもしろいし、近未来的?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ほら ホラーですよ。


 
目に見えるものが全てじゃない。

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