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2014-10-13 | よしもとばなな



よしもとばなな
『スナックちどり』★★


あぁまたばなな(笑)
最初に歌の歌詞を持ってくるのが定番?

ぷんっと一瞬お部屋に日本酒の香りが。
コップにつがれたままの獺祭。。

やっぱり本日の高松便は欠航
読みが当たって平和に読書で言うことなし。


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ペールブルーに淡く続く海とさびれた感じの港と新鮮な魚介類があるだけ。


海岸特有の透明な光が人々の姿を照らし出し、その影を幽霊みたいに透かす場所


セントマイケルズマウント


私たちはその町の孤独にからめとられ、つかまってしまったみたいだった。


ニーハオとかアンニョンとかコニチハとか、あてずっぽうで子どもたちにさんざん声をかけられた。


くたびれてはいるけれど、心は自由になったような感じだった。


「~その固定観念に満ちた価値観をくつがえさないと」


九割の真実と、一割の逃げ、その逃げの部分がどうしても気になって、じくじくと膿んだ傷のように治らなくなった。


私は単純だから、そういうのにすぐしびれてしまう。自分を曲げない、曲げようがないっていうはひとつの才能だと思うのだ。


「そうかあ、ああいうのに弱いんだ。面白いもの好きなんだね。」


新しい家族に恵まれることもなく、多少老けて、思い出だけはいっぱいに抱え、気持ちは子どもみたいなあのときのままで。


『いくら楽しく過ごしても何も残らず、ほんとうには心が通わない淋しい人だ』


どうもイギリスの人たちは明るいところでお酒を飲むのが嫌いみたいだと思った。
こんなに暗くてはギネスなんて闇に溶けて見えなくなってしまうではないか。


「理由はないけど、どうしていいかわからないほど淋しいの。」


先の約束をひとつする度に、未来に小さな光がひとつ灯った。


夜の時間が、お酒の力でのびていくのがわかった。



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そのこってりさにけっこううんざりしていた

りさ?
(笑)


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