北方謙三
『遠く空は晴れても 約束の街①』
上司が突然の脳出血で倒れて五ヶ月・・
最初は送ったメールがいつ既読になるか確認していた。
既読にならないまま今に至る。
症状が思った以上に深刻でそのまま休職へ。
復帰を願うも、今はあまり考えないようにしている。
その上司に借りっぱなしだった本
元々はブラディ・ドールシリーズを借りて読んでいたのがきっかけ。
やはりそのシリーズがインパクト大で、「ソルティ」途中離脱
体調がよくなく週末ゆっくり過ごそうと思って、再度手に取った。
ハードボイルドな週末ね。
--------(抜粋)
酒瓶に懺悔する男の哀しみ。街の底に流れる女の優しさ。虚飾の光で彩られたリゾートタウン。果てなき利権抗争。渇いた絆。男は埃だらけの魂に全てを賭けた。
孤峰のハードボイルド!
夏の海が吼えていた。
灼けつくような陽をあびて、私は協会の葬列に参列した。不意に、渇いた視線が突き刺さる。
危険な匂いが漂う男、川辺との出会いだった‥‥‥。
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主人公の「ソルティ」には何の気もおきないけど(ちょっと薄っぺらい?)
芳林会の林のクールな丁寧さが気になった。
しかし歯に浮くセリフの数々に苦笑
先生との会話なんて特にそれが目立っていた。
そんな男たちの北方謙三ワールド堪能出来ました。
次作も一緒に借りているので続けて読む。
◆参考
主な登場人物|BLOODY DOLL 北方謙三/ブラディ・ドールシリーズ刊行開始!