私は人よりは酒が強い。これは自他共に認めるところだ。別に自慢しているのではない。
親父が下戸だったから、隔世遺伝なのかも知れない。
今でこそ酒量も減ったが、翌日会社が休みで、体調が普通ならば、若い頃と同じくらいは鯨飲できると思う。もちろん二日酔いはするだろう。
そんな酒だが、米の飯と同じで、実のところ好きではない。ある意味、惰性で飲んでいるだけだ。
40年以上飲み続けて、今まで旨いと感じたこともない。
旨い、旨いと言いながら飲んでる奴は、どんな味覚をしているのだろうか。苦いだけではないか。
では、なぜ飲むのか。
それは飲む雰囲気が楽しいからだ。常連や知り合いと、世間話や馬鹿話をするのが楽しいのだ。
飲めば気分も安らぎ、変な自制心や遠慮も霧散する。いわゆる軽い鎮静剤や麻酔薬みたいなものだ。
人に合わせた飲み方をするので、飲みすぎることはない。たまに記憶は飛ぶが、酔って乱れることもない。
経済的な余裕があれば連日でも飲めるし、逼迫すれば飲まずにいられる。飲もうと言われれば飲むし、飲むなと言われれば飲まない。よって、アルコール依存症などにもなりようがない。
家にはアルコールの類いは一切置いていない。女房はたまに買ってきて飲んでるようだ。
もっぱら外飲みだ。帰宅のことを考えて、心地よい緊張感を持って、しかるべき場所、いわゆる飲み屋で、楽しく飲むのが本来の飲み方だと思う。
私にとって酒はやっぱり百薬の長だ。
会社の喫煙場所は外壁の非常階段の踊り場だ。
喫煙時に見える街並みはマンションの建築ラッシュだ。
そこここに巨大クレーンが設置されている。
そのアームの高さは、10階建てのビルを越えているものも見受けられる。
それが鉄板や鉄骨などの資材を持ち上げるわけだから、その重量や推して知るべしである。
自走するのかトラックで運ぶのかわからないが、それらの運転手は大したものである。
子供の頃は私も、映画俳優やスポーツ選手よりも、パイロットと並んで、巨大なクレーン車やタンクローリーの運転手に憧れたものだ。子供の時は誰しも、デッカイものを思うがままに操縦したいという願望があるものだ。
日本丸という国家を操縦する安倍首相も、子供の時はクレーン車の運転手に憧れたのだろうか。
喫煙時に見える街並みはマンションの建築ラッシュだ。
そこここに巨大クレーンが設置されている。
そのアームの高さは、10階建てのビルを越えているものも見受けられる。
それが鉄板や鉄骨などの資材を持ち上げるわけだから、その重量や推して知るべしである。
自走するのかトラックで運ぶのかわからないが、それらの運転手は大したものである。
子供の頃は私も、映画俳優やスポーツ選手よりも、パイロットと並んで、巨大なクレーン車やタンクローリーの運転手に憧れたものだ。子供の時は誰しも、デッカイものを思うがままに操縦したいという願望があるものだ。
日本丸という国家を操縦する安倍首相も、子供の時はクレーン車の運転手に憧れたのだろうか。