土曜日からスタートした秋競馬。
東西のメインレースのみ堅く馬連勝負も、穴馬絡みで三連単は大波乱の配当続出。
当たり癖をつけるための馬連勝負も、これでは何のための馬連かわかったものではない。
堅くいくと人気薄が突っ込み、穴からいくと堅くおさまる。
JRAに翻弄されるヘタクソ馬券師の嘆き節は止まらない。
この先、暮れの有馬記念まで、GⅠを含めた楽しみなレースが目白押しだ。
競馬ファンにとってはたまらない季節だ。
会社の同僚と資金を出し合って、大儲けをたくらむ秋のGⅠ十番勝負も控えている。
ここは堅実にいくのか、伏兵、穴狙いの勝負にいくのか思案のしどころだ。
堅実に当てる10レースの合計配当は、大穴一発ゲットの1レース分だ。
いくら堅くても10レースも当てるのは至難の業だ。というか、このところ1レースも当たらないのだ。
どうせ当たらないのなら、穴狙いの大胆な買い方で夢を追うほうがロマンがある。
間違って当たった時の配当や感激は大きいはずだ。
よし、決めた。
男なら三連単の大穴狙いで勝負だ。
惜しい負けより、惨敗のほうが諦めもつく。
ということで、暮れの有馬記念まで、ブレることなく大穴馬券を買い続けよう。
12月27日には、笑って正月を迎える準備ができるようにしたいものだ。
久しぶりに日曜日の天満界隈を歩いた。
天気はピーカン、頭は二日酔いだ。
天満駅の改札前でオタクがふたり待ち合わせしていた。どちらも肥満気味で、リュックを背負い、太いストレートジーンズの裾を折り曲げ、コンバースじゃないバッシューを履いていた。
駅前の小広場で、大阪のオバサンが街頭インタビューに答えていた。
マクドナルドの前では店員たちが並んで記念撮影をしていた。
立ち食いそば店の前に新メニュー「かき揚げそば」の古いポスターが貼ってあった。
王将でニラレバと餃子を食べる。餃子倶楽部スタンプ2倍キャンペーン中だった。
飲み屋通りには新しい店が数軒開店していた。
その中の1軒の店名が「B#」。多分「B♭」のパクリだろうが、よく考えたら、それ「C」じゃん。そこまでわかって付けているのだろうか。
激安立ち飲み屋でビールと串カツで一杯。昼日中から大繁盛だ。
長らく閉店セールをやっている帽子屋が、いつになく繁盛していた。
たまに行く喫茶店の前には、いつものように「ジョン・レノン」と書いてあるエレキギターが立てかけてあった。
いつもゴールデンバットをカートン買いする、煙草屋のおネエちゃんと目が合ったら、会釈をしてくれた。
ダイコクでAXEフレグランスを買う。
中国人の団体がレジ前に長蛇の列。
商店街ですれ違った原色のミニスカの足の長い娘は、英語じゃない外国語を喋っていた。たぶんフィリピン産だ。
韓国料理の店も増えた。
天満も人種の坩堝だ。
人通りが絶えない商店街を歩く人々は、みんなどこへ向かっているのだろう。