以前も書きましたが、今回改めて書きます。私はジョン・レノンと誕生日が同じ10月9日。なので、ジョン・レノンは勝手に意識する存在でした。もちろん今でもそう。レノンは40歳の時に熱狂的ファンに射殺されたわけですが、私が40歳になってその命日を迎える前に、「一度行っておかねば」と思っていた、さいたまのジョン・レノン・ミュージアムへと行きました。
自分がいざその時を迎えようとした時、無駄だとは思いながらそれまでジョンが残してきたものと自分がしてきたことを較べたりして、「あぁ、オレは何にもしてないなぁ~」と妙な感慨に耽ったのを覚えています。
ミュージアムを見て、そこにはヨーコの意図や影響もそうとう含まれているとは思いましたが、ジョンが言いつづけてきたこと、思い切りざっと言えば・・
(どんな状況でも)汝、隣人を愛せよ・・つまり他人を傷つけず、平和を築こう
ということだったように感じたんだけど、このときは「それは成功して(少なくとも食べていくだけの)お金の心配が要らない人の言葉だなぁ。世界には隣人の持つパンを奪わないと生けていけない人だってたくさんいるのになぁ・・」と思ってミュージアムを後にしましたが、後日、ちょっとお偉いさんとお話をさせて頂いたときに、「それは確かにそうなんだけど、ジョン・レノンほどの人がそういうことを言いつづけないと、世界の誰も『平和を築こう』なんて言わなくなるから、それはそれで大事なことなんだよ」と諭され、妙に納得したのもよく覚えています。
今なお、その影響力が大きいジョン・レノン。たぶん私には平和を唱えるなんて悠長なことは絶対出来ないので、せめて他の人には「ジョン・レノン・ミュージアムには一度行くといいよ」と言うだけですが、あのメッセージはやはり大切なものだと、最近になって思い起こせるようになりました。
私はいわゆる「ビートルズ世代」より少し遅れていて、どちらかといえば「ずうとるび世代」でしたが、それでも中学生の時はビートルズとストーンズを一通り聞きました。(並行してカーペンターズとクィーンとKISSとディープ・パープルも聞いていましたが) 今の若い人たちがビートルズを聞いてどう感じるのか一度感想でも聞いてみたいですね。
=追記=
これも前に書きましたが、誕生日が同じということで加えたいのが、現在静岡県で205新作を放送中の「水曜どうでしょう」。この番組の第1回放送が10月9日でした。そして私が生まれた日も水曜日だったのです。そして「北の国から」の放送開始も。
その後、別のサイトで調べたら、ジョン・レノンは夏川りみ、水前寺清子、V6の長野クンのほかにも同じ誕生日の有名人がいましたね。まず新選組局長・近藤勇、水原秋桜子、大佛次郎、加藤博一、芝田山親方(元横綱大乃国)、プロレスラーで元孝乃富士の“借金王”安田忠夫はなんと年も一緒! サッカー・ジュビロの前田遼一、ソフトバンクホークスの寺原隼人、変わったところでは・・ゲームキャラの姫川琴音(『ToHeart』) と麻生華澄 (『ときめきメモリアル2』)なんだってさ。全然知らないけど。
未来でいえば(!?)2199年 宇宙戦艦ヤマトがイスカンダルへ向け地球を発進・・させる日なんだそう。