Catch of the day

food planner cacoの日々もぎたてスピリッツ・・・

昭和探検隊 

2011-09-23 21:59:34 | ふと思うこと
むかしむかし、

りかちゃん人形で遊ぶ仲良し三人組、

その中の一人が私でした。


野っぱらにレンゲの花が咲いていて

リースみたいにつないで頭にのせたり

ネクレスにしてみたり。


トイレなんて必要なかった。

「待っててや」と言って

遠くへ走っていって野っぱらにしゃがんで。


木に登って柿をとって食べたら渋柿で

・・・なんでや、これ柿ちゃうやん?

三人でぺッぺッって。

しばらく舌にからんだ渋で苦しむのです。


お小遣いをもって近くの駄菓子屋さんへ行くと

1つ一円の小さなアメというのが可愛いガラス瓶に入っていたのです。

いろんな色があって

私達にはもう宝石のようで

それを10個選ぶのが楽しみでした。


ね、それ何味?

黄色はレモン?

・・・なんかちゃうで

水色は?

もしかして・・・このアメちゃん、みんなおんなじ味とちゃう?


最後に三人とも残しておいた色、

それは赤でした。

たぶん、この赤に期待したと思います。


何故ならこの頃の女の子にとって赤というのはもう夢の色。

イチゴ味というのを想像してしまうのです。


これだけはイチゴ味だった。

イチゴや!

1円で夢が買えたあの頃の私達はとても幸せでした。


毎日冒険だった。

探検もして帰りが遅くなって大騒動になって叱られました。

でもまた懲りずに冒険の旅に出かける。

毎日本当にクタクタでした。


そして夜、楽しい夢で笑い、怖い夢を見て夜泣きをするのです。

本当に忙しい日々でした。


もう一度、あの頃を思い出して冒険をするということは

難しいことなのでしょうか。

未知のことは周りにいっぱいあるのに

果敢に挑むことをやめたくなる時があるのはどうしてだろ。

好奇心・・・


何も背負っていなかったあの頃は身軽でした。

だからどんな世界へでも行けた。


未知の世界への助走をためらう時、

少し背負ったものが重くて先を見るには疲れているのかもしれません。

背負った荷物をどっかと下ろし

一時預かりで身軽になってから

旅に出るのもいいかもしれませんね。

秋ですし。


週末レシピ
↑週末レシピはこちらから