Catch of the day

food planner cacoの日々もぎたてスピリッツ・・・

伝統色

2011-11-05 18:07:27 | 



都会の中で生活をしていてはなかなか感じ取れないことが

自然の中ではすーっと溶け込むように身体に入ってきます。





私の場合、都会に戻ればすぐにリバウンドが起こる。

心も身体も。

またここに来て

心をすーっとさせる。

すー。





見上げて「綺麗ね」ってつぶやくと、

「綺麗ね」って。こだまでしょうか・・・

いいえ、気のせい、木の精かも。





先日、山中湖でした。

落ち葉にそっと足をのせる。

唐茶色、雀色、胡桃色・・・

日本の伝統色がサクサクと・・・サクサク・・・

神様がお米のお菓子を召し上がっていらっしゃる。


日本の伝統色をした美味しいお菓子を。

伝統色・・・


室町時代、江戸時代に流行した辻が花の着物には

黄みがかった茶色の唐茶色(からちゃいろ)が使われ

時代を華やかに染めたとされ、


赤味のある茶色の雀色(すずめいろ)は

昔の人の最も一般的な茶色として雀色と表現していました。


胡桃色(くるみいろ)という表現は

奈良時代の正倉院文書のなかにも残されているらしいです。


ため息が出るほどの美しい伝統色。

ブルーグリーンというのも素敵だけれど

浅葱色(あさぎいろ)と表現されると

先ほどまで視覚に頼って感じていたことを

心で感じようとし始める気がします。


日本の伝統色。

世界に誇れるとか、そんなことではなくて

四季を通じて心に少しづつ染め上げていきたいものです。


伝統色に染め上がった私たち自身に世界じゅうの人々が

日本て素晴らしいとつぶやき始めた時、


平和の国を目指し携えていた大きな金塊を

世界中の人が肩から降ろし始めるといいなと思うのです。


サクサク・・・

山中湖の林道から美味しい音が聴こえてきます。


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