春は眠いというのは花も同じのようで。
ようやくレム睡眠か・・・ふくらみ始め、
このなんとも曖昧な姿に、うっとり。
こんな風に花弁がふわっと開く花というのは
昔からおとぎ話であるように
なんだかそこに眠っているもう一人いそうで。
で、
決してのぞいてはいけませんよ、
花が開いてものぞいてはいけません。
みたいに・・・
つい、
覗いてしまい、
そこには小さな誰かがいて
あれだけ覗かないでって言ったのに・・・と残して
月に帰って行きましたとか。
この覗いてしまった「つい」っていうやつへの
理性の戒めのような。。
最近は何でも知りたがる。
報道で追いかけられているのを
テレビでじっと見ている。
この姿を俯瞰で観れば
人間の本質がどうあるべきか気づかされたりもします。
よくある話なのですが、
話をしている途中に
気になることを言いだしたかと思いきや、
含み笑いで話をもったいつける人います。
こうなるとこの先を「知りたい」がウズウズするのですが、
ここでどうしても「教えて」と言う先には、
これ以上訊いてもただの噂話や意地悪だったりすることがほとんど。
相手は自分と同じレベルに堕ちてきてくれるのを
じっと待ち構えているわけですから
教えて戴かなくて結構という態度で
別の話に切り替えるのが理性です。
こういう方とのご縁は自然と無くなるものです。
今、私達の時代を立て直すのにとても必要なのは
独裁者、モンスター、霊媒師を征することより、
大切なのはこれらを取り巻く人々の「理性」であると思います。
春は眠いです。
身に付いた余計なものは捨て、
新しい風を取り入れ「きちんと」目覚めたいものです。